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イギリスの入国審査が厳しいらしい、入国を拒否される可能性があるから準備はきちんとしておいた方が良い、と近年よく言われるようになりました。

私が最初に語学留学の為に、イギリスに渡航したのは2002年の事です。

当時はイギリスの入国審査は厳しくなく、入国拒否されたと言う話は聞いたことがありませんでした。

ところが2010年に、イギリスに再度渡航した時、空港で入国審査官の質問攻めに遭い、30分近く待たされることに。

まさか自分がそんな目に遭うとは夢にも思わなかったので、その時はイギリスに入国できるかどうか、不安の気持ちでいっぱいでした。

それでは、なぜ入国審査官に怪しまれてしまったのでしょうか?

今回は、イギリスで入国拒否に遭わない為に、用意して行った方が良い持ち物や、英語の質問について詳しくお伝えしたいと思います。




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イギリスの入国審査は厳しい?聞かれた英語の質問と回答について!

まず、空港で働いていた外国人の知り合いに教えてもらった、私が入国審査官に怪しまれたであろう理由は下記の3つです。

  1. オランダ経由でイギリスに入国したこと
  2. 帰国の航空券のチケットを持っていなかったこと
  3. 語学学校の入学許可証を持っていなかったこと

それでは順番に見ていきたいと思います。

入国審査官に怪しまれた理由は?

1.オランダ経由でイギリスに入国したこと

私の場合、日本からイギリスに直接入国したのではなく、イタリアに3ヶ月、オランダに1ヶ月に滞在した後に、イギリスに入国しました。

当時は気づきませんでしたが、ヨーロッパの国で数ヶ月滞在した後に、入国したのも入国審査官から怪しまれた理由の1つでした。

なぜなら、入国審査官にヨーロッパに長く滞在することで、「イギリスでも長く滞在するのではないか?」と疑われたからです。

ですので、経由便を利用するなどの理由ではなく、他の国に滞在した後にイギリスに入国する場合は要注意です。

2.帰国の航空券のチケットを持っていなかったこと

1番怪しまれてしまった理由は、この帰国の航空券のチケットを持っていなかったことが原因だと思います。

イギリスの入国審査がなぜ厳しいのかというと、「外国人に働いてほしくないから」です。

イギリスでは、移民に仕事を取られ、イギリス人の仕事がなくなってしまうことが問題となっています。

帰国の航空券を持っていなければ、「イギリスで働こうとしているのではないか」と疑われても当然かもしれません。

3.語学学校の入学許可証を持っていなかったこと

語学を勉強しに来たと言っているのに、入学許可証を持っていないのも矛盾していると思われたようです。

私が大学の国際交流課の職員として、留学生のビザ申請のお手伝いをした経験から、入国管理局はビザを発行するのに、「理由が一貫していること」を重視していることに気づきました。

例えば日本語学校に通った後に、大学に入学するのは、留学ビザから留学ビザへ更新するだけで良いので、日本国内本人が手続きをすれば簡単に更新できます。

けれども、短期滞在ビザから大学へ入学するには、一旦本国へ帰って改めてビザを申請する必要があります。

その理由は、「短期滞在が目的であったのに、“留学”という全く違う目的で来日するから」です。

短期滞在が目的で日本にきたのに、留学ビザに切り替えるのは、そもそもの滞在の目的が変わっているのだから、簡単に日本で更新するわけにはいかないということだそうです。

少し話はそれてしまいましたが、イギリスでも、「英語を勉強したい」と言ってるのに、語学学校の入学許可証をもっていないというのは矛盾していたので、怪しまれたのだと思います。

それでは、イギリスの入国審査は厳しいのでしょうか?実体験からお話したいと思います。

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イギリスの入国審査は厳しい?

イギリスの入国審査官は厳しいです。

が、添乗員のついてくるような旅行では、旅行会社が用意してくれるので、入国に何の問題もありません。

よっぽどのことがない限り入国拒否をされる事はないでしょう。

私がお伝えしているのは、あくまで語学留学をする場合や、長期で滞在する予定の場合です。

ただ、こちらも必要な書類等の準備をきちんと用意していれば、そんなに厳しいとは感じないでしょう。

その書類とは、

  1. 帰りの航空券のチケット
  2. 滞在先の住所
  3. 英文の銀行残高証明書

「イギリスに長く滞在し、働かれるのではないか」というのが入国審査官に嫌がられる理由だとすれば、「それをしない」という証拠書類を見せれば良いわけです。

それでは次に私が実際に入国審査官に聞かれた質問をまとめたいと思います。

入国審査官に聞かれた英語の質問と回答について

入国審査官:How long will you stay in UK ?私:3 months

入国審査官:Where do you stay in UK? 私:My host family’s house

入国審査官:Do you have the address?私:Yes!(住所の書いた紙を見せる)

入国審査官:What’s your purpose of the stay? 私:To study English

入国審査官:Which language school? 私:I’ll find it later in UK(入国審査官の表情が明らかに曇る)

入国審査官:Do you have a return ticket? 私:No

今思えばよく通してもらえたなと思う内容ですね・・・。

その時は必死だったので、とにかく笑顔で明るく努めていました。

そして入国審査官に色々つっこまれても、うろたえなかったのも良かったのかもしれません。

語学学校を決めていない理由は、イギリス国内で探した方が安いから、航空券もイギリスで買った方が安いからと、ありきたりの理由なんですが、本当のことをきちんと説明しました。

私は何度かイギリスの留学経験があったので、イギリス国内で語学学校を探した方が安く、航空券も日本で買うより安いことを知っていましたが、初めてのイギリス留学だったら、上記の質問に答えるのは難しかったかもしれません。

そうしてきちんと説明することで、入国審査官にも納得してもらえ、最終的に入国することができました。

その時改めて英語を話せて本当に良かったと思いました。

今となれば笑い話ですが、当時は不安で不安で仕方なかったです。

私のような経験をしないためにも、ぜひ事前に念入りに準備してイギリスに渡航くださいね。

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