こんにちは!これまでに6カ国に留学し、今は洋書と海外ドラマで英語を勉強しているKeikoです。
外国人から見た日本人の悪いところって、一体どんなことなのか気になりますよね。
テレビや雑誌では見ることはあるけれど、悪いところですし、直接聞く機会も少ないのではないでしょうか?
私は今までにイギリス、ドイツ、カナダなど合計6カ国に留学、旅行を含めると計13カ国滞在した経験があります。
また大学で留学生のお世話をする仕事もしていたので、海外にいる外国人だけでなく、日本に在住する外国人からも、日本の悪いところを聞くことがありました。
日本に在住するくらいですから、もともと日本が大好きな人達な訳ですが、それでも
「日本のここがどうしても嫌!」という部分はあるようです。
今回は、数百人以上の外国人と出会った私が、外国人から直接聞いた日本の悪いところ10個をランキング形式でお伝えしたいと思います。
外国人から見た日本の悪いところ10選!私が直接聞いた意見はコレ!
それでは早速、10位からお伝えしていきましょう!
10位.集団行動を好む
留学している時に、外国人留学生からよく言われたのが、日本人はグループで行動しているから、入りにくいということでした。
う〜ん、どこの国も、自国の人と集まってしまうものだと思うのですが。
確かによく見てみると、日本人同士で固まって、他者を寄り付けない雰囲気がありました。
性格が合うから付き合うわけではなく、“日本人だから”付き合う人の多いんですよね。
そして、どこへ行くにもグループで一緒に行動をしています。
海外という孤独な場所で、同じ日本語を話せる快適さはものすご〜く分かるのですが、他の国の人を寄せ付けないのは、良くないですよね。
トイレですら一緒に行っている日本人の行動は、外国人には理解しづらいようです。
9位.緑が少ない
日本には、緑が少ないというのは、ドイツ人とイギリス人から言われました。
ロンドンやフランクフルトといった都心部でさえ、大きな公園が多数あります。
ニューヨークもあの有名なセントラルパークがありますよね。
巨大なビルの合間にある大きな公園や森。
そこではリスや小鳥など小動物にも出会え、大都会にいながらその可愛らしい姿に癒されます。
ドイツに留学をしていた頃、住宅の近くに大きな森があって、犬の散歩をしによく出かけていたことを思い出しました。
猪や鹿も出るそうなので、ちょっと怖かったですが。
その点、日本は都会では大きな公園や緑はほとんど見かけることはありません。
日本の都会でももう少し緑が多ければ、人々の憩いの場になるのかもしれませんね。
8位.公共の場で子供がうるさい
外国では、日本に比べて子供に対してとても優しいです。
バスや電車でベビーカーで入ってきても、嫌な顔なんてもちろんされませんし、むしろ運ぶのを手伝ってあげたりしています。
が、日本に在住する外国人の知人に聞いたところ、日本の子供は公共の場で、うるさすぎるとのことです。
僕は頭痛持ちだから、泣かれると頭に響くし、周囲に体調の悪い人がいるかもしれないことを配慮できないのかと。
家や公園で騒ぐのは大いに結構だが、公共の場で騒ぐ場合は親が注意するべきだ、と酷く怒っていました。
そういえば、私もオランダやドイツ、フィンランド、といった教育水準の高い国に旅行した時、バスの中やレストラン、デパートで泣き喚く子供を見たことがありません。
ドイツ人の知人に聞いたところ、ドイツ人は公共のマナーに厳しく、たとえ幼い子供でも、公共の場では騒がないようきちんとしつけるそうです。
私も子供は泣くものだ、と教えられて育ちましたが、外国人から見るとしつけがなってないと思われるんですね。
7位.住居が高くて狭い
外国人留学生の部屋探しを手伝っていた時に言われたのが、
「アパートの家賃が高いのに、部屋は狭い。」
ということです。
大学の近くなので、都心に比べるとそんなに高くはないと思うのですが、中国人学生曰く、母国ならこの金額だと倍以上の広い部屋に住めるそうです。
ベトナムやタイの学生にとっては、日本の住居費が高すぎて、よほどのお金持ちか奨学金をもらえる学生でないと生活できないとのことでした。
またヨーロッパ圏の学生からは、天井が低くて頭がぶつかりそう、との意見も。
一緒に探しに部屋を探しに行ったドイツ人学生は、玄関で思いっきり頭をぶつけていましたし。
外国人にとっては、日本の住居は高くて狭いというイメージを持たれているようですね。
6位.景観が悪い
オランダ人と大阪の街を歩いていると、電線や電柱が多くて景観が楽しめない、とぼやいていました。
それまで、電線があるのことに気を留めたこともなかったのですが、それ以降気をつけて見てみると、確かに電線がたくさん張り巡らされていることに気づきました。
オランダでは、電線や電柱は地下に集約しており、見えないようになっているのだとか。
フランス人も同じことを言っていたので、電柱や電線のない国で育った人には、電線だらけの景観は見苦しいのかもしれません。
京都の先斗町では、景観を良くする為に、電線や通信回線を地中に埋設する無電柱化事業が始まっているとか。
日本も景観をよくする為に、頑張っているんですね。
5位.知らない人同士が話さない
日本在住のアメリカ人、オーストラリア人が、
「日本人は知らない人同士が話さない。バスの隣に座った人に話しかけたくても、変な目で見られるから話しかけれない」
と嘆いていました。
アメリカでは知らない人同士でも、「スモールトーク」という、たわいない話で会話を始めるそうです。
天気や、相手の出身地など当たり障りのない話から始まって、そこで気の合った人とは仲良くなるのだとか。
外国人同士では当たり前の習慣かもしれませんが、日本人にとっては、知らない人に話しかけるというのはなかなか勇気のいることですよね。
またオーストラリアでも、バスの乗客同士が話すのは普通のことのようで、日本に来て隣の席の乗客に話しかけたら困った顔をされたと悲しそうに話していました。
英語が話せなかっただけじゃないの?と思ったのですが、そうではなかったようです。
知らない人同士が話しかけるというのは、とても良い文化だと思うので、日本でもいつかそのような習慣が生まれてほしいものです。
4位.周りに合わせて生きている
日本人は周りに合わせて生きていて、個性がないというのも、よく外国人から言われました。
「日本人って、大学に行って就職して、30歳になったら結婚するんだよね?」
と皮肉っぽく言われ、反論できませんでした。
確かに、ほとんどの人はそのような人生を生きてるなぁと。
私の場合、大学卒業後海外に留学に行きまくり、周りの友人と少し違う人生を歩みましたが、心のどこかで日本人が理想としている生活から離れていることに、迷いがありました。
周りが就職し結婚という王道の人生を歩んでいるのに、違う人生を歩んでいることに後ろめたさがあったのかもしれません。
けれど、外国に出ると、一人一人が違うことをしていて当たり前。
周りに合わせて生きるなんて考えは、これっぽっちもありません。
私自身、海外に留学して良かったことの1つが、周りと合わせて生きなくて良いと気づけたことです。
周りの人と合わせて楽な人は、それでも全然良いと思いますし、私のように合わせられない人も、個性があるって良いことなんだと思います。
それでは続いて、第3位をお伝えしましょう!日本人がめちゃくちゃ努力しているこのことも、残念ながら外国人に伝わっていないんです!
3位.英語が通じない
日本に在住している外国人、観光客共に、
「日本ではほとんど英語が通じない」
と嘆いています。
京都の有名なレストランでも、「外国人の方はお断りしています。」とか普通に言われますし、年配の方だと無視されることもよくあるそうです。
逆に道を聞いた時に、英語が分からなくても、ついて来て教えてくれた、とその優しさに感動することもよくあると言っていましたが。
私が、
「日本人はほとんどの人が英語を話したいと思っているんだよ。本屋さんに行ったら、英語の参考書が山積みになっているんだから」
と伝えると、少し驚いた様子でした。
たまに知らないおじさんに英語で話しかけたりするので、英語に興味があるのかなぁとは薄々気づいていたようです。
が、日本人そんなに熱心に勉強していることは知らなかったみたいです。
6位で日本人は知らない人同士で話さないとお伝えしてましたが、英語を使いたくて外国人に話しかける人もいたことをすっかり忘れていました(笑)
2位.満員電車
満員電車を好きな人はいないと思いますが、外国人から見ると、あれだけすし詰めの中で我慢している光景は異様だそうです。
私の知り合いのイギリス人も、ニュースで駅員さんが、満員電車に乗客を押し込む姿を見て、驚いていました。
最初は、「これが噂の満員電車か」と思っていた中国人留学生も、社会人になり毎日利用するとなると、ウンザリしていました。
イギリスでは、そもそもパーソナルスペースに人が入ってくることを嫌がる為、電車が満員になることもないのだそう。
5分待てば次の電車が来るんだから、待とうって皆がなるそうです。
とはいえ、日本では5分待っても次の電車も満員電車ですもんね。
東京では、満員電車の解消を目指すことが目標になっていますが、ぜひ頑張ってほしいものです。
1位.働きすぎ
堂々の一位は、日本人は働きすぎだということです。
これは、外国人の知人、友人から、耳にタコができるくらい何度も聞かされました。
まずは東南アジア圏。
フィリピン、タイ、ベトナムから日本に働きに来る人は、出稼ぎの場合が多く、自国のお給料より遥かに多いお給料をもらえるので、お給料にはとても満足していました。
が、残業が多くてヘトヘトになっており、休日は疲れていつも寝ていると話していました。
次に英会話講師をしているアメリカ人も、日本の残業の多さに驚いていました。
アメリカでも残業がある日もあるそうですが、休日出勤やサービス残業などはありえないそうです。
残業すると、通常の時給よりも多くの時給を払わないといけなくなる為、企業側も残業を嫌がるのだとか。
その点、日本では「残業すること=会社の為に頑張っていること」と評価されることに驚いていました。
最後にヨーロッパ圏。
“バカンス”という言葉がフランス語であることからも分かるように、フランスはバカンス大国。
働くのは、「遊ぶ為」というほど、バカンスを満喫しています。
そんなフランス人からは、長期休暇が取れない日本のワークスタイルに理解できないようで、
「そんなに働きづめで、何のために働いてるの?」
と、CMに出てきそうなセリフを真顔でよく言われてました(笑)
「日本のことは大好きだから日本で働きたいけど、日本企業では働かない。」
とも。
私が留学をした、ドイツ、オランダ、イギリスでは、最低4週間は休みが取れるので、みなさん休暇中は、海外旅行に行ったりと、長期休暇を満喫していました。
そう言った話をいつも聞いていた私は、正直羨ましかったですね。
日本もいつか気軽に長期休暇を取れるようになってほしいと思います。
それでは最後に、外国人から見た日本の悪いところ10選について、まとめておきましょう!
まとめ
外国人から見た日本の悪いところ10選!
- 1位.働きすぎ
- 2位.満員電車
- 3位.英語が話せない
- 4位.周りに合わせて生きている
- 5位.知らない人同士が話さない
- 6位.景観が悪い
- 7位.住居が高くて狭い
- 8位.公共の場で子供がうるさい
- 9位.緑が少ない
- 10位.集団行動を好む
1位〜3位は予想通りの結果だったのではないでしょうか?
働きすぎというのも、日本人の真面目で勤勉な性格の表れで、決して悪い一面だけではないと思います。
けれど、働きすぎて病気になったり、最悪の場合過労死してしまうという事例は、海外ではほとんどないために、外国人には理解しがたいようです。
日本人の悪いところの話ばかりで、どことなく物悲しい雰囲気が漂ってしまいましたが(笑)、下記の記事で日本人の良いところも特集しています。
この雰囲気を払拭するためにも、ぜひこちらも読んでみて下さいね。