「イギリスに留学したい!」
とはいっても、規模が大きすぎて、大都会のロンドンが良いのか、田舎町の方に行ったら良いのか、留学する前は分からないですよね。
私は、大学4年の冬休みにロンドンの南にある“クリスタルパレス”に語学留学。卒業後にケンブリッジに2ヶ月、ロンドンに4ヶ月語学留学をしました。
また28歳の頃にも、ヒーリングの勉強の為に、3ヶ月間ロンドンでイギリス人の女性とルームシェアを経験しました。
大学職員としても、イギリス語学留学を取り扱っていたので、気がつけばイギリス語学留学についてかなり詳しくなっていました(笑)
それでも私も留学前はどこに行こうかとかなり悩みました。
「イギリスに語学留学をしたいけれど、どの都市が良いか分からない」というあなたに、私のイギリス語学留学の体験談をお伝えしたいと思います。
イギリス語学留学の体験談!ロンドンか田舎の町のどちらが良いの?
ロンドン語学留学体験談
ロンドンの魅力は何といっても大都会なので、観光名所や遊び場所がいっぱいあるところです。
ビッグベン、バッキンガム宮殿、ハリーポッタースタジオ、大英博物館にミュージカルとその見所は数えたらきりがありません。
ナイトパブやディスコもたくさんあるので、夜も遊び場所がたくさんあります。
語学学校もたくさんあり、ロンドンの中心地を歩けば、数十メートルごとに語学学校がありました。
私はケンブリッジから引っ越した時は、語学学校を決めていなかったので、歩いて探しました。値段は格安の所から、高い所までピンキリです。
イギリスでは合計5つの語学学校に通いましたが、安い所はおすすめしません。
安いところは講師の質も悪く、ホームステイ先も悪いところに当たってもなかなか変えてくれないからです。私はホームステイ先が悪かった為、かなり痛い経験をしました。
最初は料金が多少高くても質の良い語学学校を選ぶことをおすすめします。
大学の生協で紹介してもらった、ロンドンの南にある“クリスタルパレス”にある語学学校は良かったです。
冬だったので、クラスの人数も少なかったので、発言する機会が結構ありました。
スペイン、ベネズエラ、カメルーンと様々な国の人と友達になることができました。
授業が終わるとクラスメートと大英博物館やオペラ鑑賞などに出かけて、英語でコミュニケーションをとっていました。
スペインとベネズエラの人はとにかく明るい!
一緒にいるだけで私まで明るくなってくるほどです。日本人以外の友達ができたことが嬉しかったですね。
ロンドンは人種のるつぼなので、歩いているだけで、色々な国の人に出会えます。好奇心が旺盛な私は、歩いているだけでもすごく楽しかったです。
洋服もおしゃれで比較的安いものが多かったので、学校帰りにショッピングにいくこともしばしば。
映画「ノッティングヒルの恋人」も大好きだったので、よくノッティングヒルのカフェに行ったりもしました。
映画の撮影などにも使われることが多いからか、映画監督や美術関係の仕事に就きたくて、ロンドンに留学している学生もたくさんいました。
ロンドンに語学留学するのが向いているのは
- 好奇心旺盛な人
- 色々な語学学校を見比べたい人
- 英語を伸ばすだけでなく、観光も楽しみたい人
- 映画や芸術関係などの勉強をしたい人(英語を使ってさらに何かを学びたい)
- 将来イギリスで働くことも考えている人
かなと思います。
とは言ってもロンドンは良いところばかりではありません。
私が1番怖いなと思ったのは、麻薬中毒者が多いところです。
ロンドンで危険なエリアと言われている、ブリクストンやキングスクロスといったエリアは、そういった人達がたくさんいると聞いていますので、できるだけ行かないことをおすすめします。
それ以外の場所でも、私は何度かそれらしき人に会ったことがあります。
道を歩いていると20代の女性が、「怪我をしたので5ポンドくれないか」と聞いてきました。
いきなり私の前で自分のシャツをめくり上げると、彼女の背中には無数の傷がありました。
かわいそうに思い、私が5ポンドをあげた途端、彼女の目つきがガラっと変わったんです。
家に着いてからホストマザーにこのことを話すと、よく麻薬中毒の人がお金をもらう為に使う手口だと教えてくれました。
もらったお金は、また薬に使うだろうと。
道端に注射器も落ちてる所も何度か見たことがあります。
あとはスリも結構多いようですね。
ですので、ロンドンは比較的治安は良いですが、夜遅くは出歩かない、人通りの少ない道は通らない、など最低限の注意は必要です。
それでは次に、イギリスの田舎町の留学体験談をお伝えしたいと思います。
田舎町への語学留学体験談
私が大学卒業後に2ヶ月間語学留学したところが、ロンドンから車で50分ほどの、田舎町にあるケンブリッジです。
大学街に行きたかったので、ケンブリッジかオックスフォードに行くかかなり迷ったのですが、少し小規模なケンブリッジに留学することに決めました。
ケンブリッジの印象はとにかく町が小さいことです。
町全体が小さいので、歩いていると、語学学校のクラスメートと何度も会うほどです。
観光名所もほとんどなく、大学や教会巡りくらいでしょうか。
唯一観光で有名なのが、ケム川をパントで下る「パンティング」です。
そんな小さな町でしたが、今までの語学留学の中で、ケンブリッジでの語学留学が1番楽しかったです。
町全体が小さく、語学学校も限られているので、みんなと仲良くなれたんですよね。
ロンドンは大きいので、クラスメートと出かけても、バラバラに行動することもあったのですが、ケンブリッジはみんなが一緒。
行くところも限られていますからね。(笑)
当時ワールドカップで盛り上がっていたので、語学学校のメンバー全員で(校長先生も含めて)サッカーの応援をしていました。
語学学校の雰囲気もすごく良くって、みんなが話しかけやすい雰囲気で、本当に恵まれていたと思います。
午前中は英語の授業、ランチはクラスメートと一緒に食べて、午後はパンティングなどの課外活動に参加、と毎日を謳歌していました。
ただ1つ、日本人の友達がたくさんいたので、日本語で話すことが多くなったことに悩んでいました。
午後も英語のレッスンを入れるなど工夫すれば良かったのかもしれませんが、授業料も高かったので躊躇しました。
「せっかく大学時代に貯めたお金で留学したのに、このままでは英語が伸びない」
と悩み、ロンドンに引っ越すことを決めました。
「大都会で暮らしたい」という憧れも強かったと思います。
ロンドンでは、日本人が少なく、スピーキングを重視した学校を自分で探そうと決めました。
今振り返ってみると、ケンブリッジの語学学校での生活がすごく楽しかったので、そのまま残っても良かったかな、とも思います。
ロンドンでは人一倍苦労しましたし・・・。
それでもロンドンに留学したおかげで、大学職員として語学留学を目指す学生にアドバイスもでき、こうしてイギリス留学を目指す人へ体験談も伝えられる、と無理やりポジティブに考えてます(笑)
ちなみに大学職員時代は、フォークストンという所にある語学学校のプログラムを取り扱っていました。
フォークストンはロンドンから電車で2〜3時間の所にある田舎町です。
帰国した学生からの話では、とにかく人が優しいそうです。
町で迷っていたら普通に声をかけてくれ、目的地まで連れて行ってくれたんだとか。
人が親切なのは、田舎町の良いところですよね。
都会よりも、田舎の留学に向いているのは、
刺激的な所おりも、静かな環境で勉強したい
治安の良い所で勉強したい
親切な人と出会いたい
人種のるつぼというより、イギリス人が多い所が良い
という方々かなと思います。
また田舎町は場所によっては、日本人がかなり少ないところもあると思います。
ですので、日本人とあまり会いたくないという人にも、田舎町への語学留学は向いていると思います。
まとめ
最後に、ロンドンと田舎町の語学留学の違いをまとめたいと思います。
ロンドン・・・大都会なので観光名所、語学学校がたくさんある。人種のるつぼでとても国際的。治安は田舎町と比べるとあまり良くない。
田舎町(ケンブリッジとフォークストン)・・・町全体が小さいので、すぐに打ち解けられる。人が親切で治安も良い。語学学校の数も限られるので、授業料が高い所が多い。
私はロンドンと田舎町の両方に行ったので、違いがよく分かり、それぞれの良さを感じることができました。
日本にいても都会が好き!という人は都会が向いていると思いますし、田舎でのんびりしたいと思われる方は、田舎町を選ぶことをおすすめします。
長期で行かれるのでしたら、私のように両方経験するのも良いかもしれませんね。
私は留学して、本当に良かったと思っています。ぜひあなたにもそのような体験をしてほしいなと思います。
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