Inspirational Nature Pictures by Miyuki Miura
一般的にドイツ料理はまずいって言われていますよね。

これからドイツの滞在を考えている人にとって、食事の問題って結構大きいと思います。

私は、今までにカナダ、ニュージーランド、イギリス、オランダ、ドイツ、イタリアの6カ国に留学しました。

その中でもドイツのフランクフルトは一番滞在期間が長く、約1年間住んでいました。

その間、ドイツ人家庭で家庭料理をふるまってもらったり、レストランでドイツ料理を食べる機会がたくさんありました。

実際ドイツ料理はまずいのでしょうか?

今回は、ドイツに滞在をしていた私が、ドイツ料理はまずいのか、またドイツの家庭料理とレストランの味についてもご紹介したいと思います。




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ドイツ料理はまずい?家庭料理とレストランの料理の味をそれぞれ紹介!

それでは、まずドイツの家庭料理について、お話しましょう!

ドイツの家庭料理はまずい?


ドイツの家庭料理は、まずい所が多いです。

私は、ドイツ滞在中、3つのホストファミリーにお世話になりました。

そのうちの、あるドイツ人家庭でふるまってもらった料理は、本当にまずかったです。

ふるまってもらっておいて、こんなこと言うのは気がひけるのですが、あまりのまずさに食べられないほどでした。

1週間滞在させてもらったのですが、栄養不足からか、肌はガサガサになり、虫歯でもないのに歯が痛くなるという症状まで出ました。

出てきた料理は、ソーセージにハムにベーコンといった加工肉を使った料理と、パンとじゃがいも、トマトソースのパスタなど。

どれも茹でただけで、塩で味付けをしただけです。

パスタの麺は伸びきって、味は全くしません。

大げさではなく、人生でこれだけまずい料理を食べたのは、初めてでした。

もう1つ滞在させてもらったホストファミリーの料理は、ここまでまずくはないものの、似たような感じで、美味しいと感じた料理はありませんでした。

この2つの家庭に共通することは、食に関心がなかったのだと思います。

最後に滞在した所は、ホストマザーが料理好きとだけあって、まぁまぁ美味しかったです。

“まぁまぁ”というのは、ホストマザーの料理の腕は確かなのですが、元々のドイツ料理がシンプルすぎて、“美味しい”と感動するほどのものがないのです。

例えば、ある日の夕食は、シュヴァイネブラーテン(豚肉のロースト)、マッシュドポテト、それにザワークラウトというキャベツの酢漬けを添えたもの。

ドイツ料理は、元々がこのようなシンプルな料理が多く、豪華な料理というのがないのです。

例えて言うなら、めちゃくちゃ美味しい湯豆腐料理を食べても、そうは言っても豆腐なんで、という感じでしょうか。(←言いたいこと伝わってますでしょうか?)

日本だったら高級寿司を食べに行ったら、やはり安いお寿司よりはるかに美味しいです。

が、ドイツの場合、ドイツ料理自体が美味しいものが少ないんです。

一方、ドイツのレストランはどうなのでしょうか?

私は、ローテンブルク、ミュンヘン、ニュルンベルグなど合計5都市を巡ったことがあるのですが、そこのレストランで食べた料理の感想をお伝えしましょう。

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ドイツのレストランの料理はまずい?


ドイツのレストランの料理は複雑で、一言で言い表せません。

しいて言うなら、塩辛いものが多いということでしょうか。

そして、日本料理やフランス料理が繊細なのに対し、ドイツ料理は豪快なものが多いです。

肉の塊をローストしたもの、チキンの丸焼きなど、ビールに合いそうな料理がずらりと並んでいます。

ソーセージだって、どで〜んとした大きなソーセージが何本もお皿にのっていたりします。

肝心のお味ですが、メイン料理は美味しいものも、ありました。

例えば、フランクフルトでは、シュニッツェルというカツレツが美味しかったですし、ニュルンベルグではクヌーデルというジャガイモの団子のような料理が美味しかったです。

ただ、一緒に運ばれてきたスープの塩辛いこと、塩辛いこと。

あんなに塩辛いスープを食べたのは、人生初だったと思います。

その時、ドイツでは珍しく?フレンドリーなウェイトレスがいたのですが、料理の味を聞かれ、

“少し塩辛い”(←本当はめちゃくちゃ塩辛いのに、日本人の性格ゆえに、“少し”と謙虚に言ってしまいました(笑))。

と伝えました。

すると、彼女は少し残念そうな顔をしながら、

「ドイツの料理は、塩辛いものが多い」

と教えてくれました。

ウェイトレスが言うくらいですから、やはりドイツ料理は塩辛いのでしょう。

ちなみに私はお仕事の関係で、日本人のお客様の為に、ベルリンのリッツ・カールトンでの食事の手配をしたことがあります。

リッツ・カールトンといえば、高級ホテルですが、そこでもお客様から、ドイツ料理が塩辛くて食べられなかったという感想を聞きました。

ですので、高いお金を払っても、ドイツ料理は塩辛いみたいですね。

ドイツのレストランの料理も、美味しいものがあるとはいえ、家庭料理と同じく、感動するほど美味しい料理というのはなかったです。

シュニッツェルも美味しいんですが、言ってもトンカツのようなものなので、感動するほどの美味しさではありません。

日本の懐石料理やフランスのコース料理などは、一品一品手が込んでいるので、食べる度に新たな発見や感動を味わえます。

が、ドイツ料理でそのような繊細な料理は、私が知る限り見たことはありません。

一般的にドイツ人は食に興味がない人が多いので、これからドイツに行く予定のある方は、ドイツの食には期待しない方が良いと思います。

それでは最後に、ドイツの家庭料理とレストランの料理の味について、それぞれまとめておきましょう!

まとめ

ドイツの家庭料理の特徴

  • ドイツの家庭料理は、まずい所が多い
  • ドイツ人は食に関心がない
  • ドイツ料理はシンプルで、豪華な料理がない

ドイツのレストランの料理の特徴

  • 日本料理やフランス料理が繊細なのに対し、ドイツ料理は豪快なものが多い
  • シュニッツェルやクノーデルなど美味しい料理もある
  • 塩辛い料理が多い

私は、ドイツに長期留学をしていたことから、現地でたくさんの日本人に会いましたが、ドイツ料理が美味しいと言っている人に出会ったことはありません。

それどころか、ドイツは好きだけど、食事が合わなくて辛いという意見が大半でした。

私の主人はドイツ滞在中、日本から持ってきたカップラーメンを食べていました。

ですので、これからドイツに行くけれど、どうしてもドイツ料理が口に合わなさそう、と思われる方は、現地で食べられる日本食を持っていった方が無難かもしれません。

これだけ散々ドイツ料理を悪く言ってて、フォローするわけではありませんが(笑)、それでもドイツには旅行をしたくなる素敵な場所がたくさんあります。

ドイツ食に期待は禁物ですが、ぜひ楽しい滞在をして下さいね!

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