私は留学するまで、なんとなく冷たくて怖いイメージを持っていました。
私が最初にドイツ着いたのは、12月頃だったのですが、寒かったせいか周りのドイツ人が、しかめっ面で歩いていた為、余計にその印象を強めることに。
が、住んでみると、(意外にも?)住みやすく、ドイツの良いところ、悪いところも見えてくるようになりました。
そうして、留学とワーホリを含めて合計1年強滞在することになりました。
今回はドイツのデュッセルドルフとフランクフルトへ、合計1年強滞在していた私が、ドイツの良いところと悪いところについて、お話したいと思います。
ドイツの良いところと悪いところは?1年留学した私が考えてみた
それでは、まず私が思うドイツの良いところからお話しましょう!
ドイツの良いところ
1.社会的弱者に優しい
私が地図を持って、ウロウロと迷っていると、ドイツ人は必ず声をかけてくれました。
そうして、丁寧に道を教えてくれ、中には目的地まで連れていってくれる人もいました。
またバスやトラムでお年寄りが乗ってきた時、どれだけ時間がかかっても、みんなが温かい眼差しで見守っています。
たまに、おばあちゃんの手を取って降りてあげている所などをみると、優しいなぁとこちらまで心が温かくなります。
もちろんベビーカーを乗せても、白い目で見られることなんてありませんし、むしろベビーカー用のスペースがあるトラムやバスもあります。
お年寄りや失業者など社会の弱者に対し、社会保障制度も充実していますし、ドイツは社会的弱者に優しい国だと思います。
2.経済的に豊か
ドイツに留学をして見て、ドイツはとても経済的に豊かな国だと感じました。
イタリアに留学をした後に、ドイツに来たから余計にそう感じたのかもしれません。
確かに、物乞いが多い地域もありますし、若者の薬物依存や移民等で問題を抱えている部分もあります。
が、選り好みをしなければ、日本人でも仕事を見つけることができますし、5年以上ドイツに滞在して、永久ビザを発行してもらっている人もいます。
また生活水準も良く、1人辺りのGDPランキングでは、日本が27位に対して、ドイツは17位。
日本の生活水準も十分良いと思うのですが、ドイツはさらに上回っています。
3.時間がゆっくり流れる
ドイツに滞在をしている時は、時間がゆっくり流れているように感じました。
ドイツでは、電車は通勤時間でも比較的空いてるし、人もゆっくり歩いていて、押されるなんてこともまずありません。(押されるのは大阪だけ?)
あくせく働くこともなく、残業・休日出勤もほとんどありません。
労働時間は、法律できちんと規制されているからです。
スーパーのレジでも並んでても、みんなイライラせずに並んでいます。
それどころか、私が商品を1つか2つしか持っていないと分かると、
「お先にどうぞ」
と譲ってくれることもよくありました。
このような生活の中で暮らしていたからか、ドイツに滞在をしていた頃は、時間がゆっくり流れていました。
4.自然体(外見を気にしない)
ドイツ人女性は普段はすっぴんの人が多いですし、体型も明らかに100キロは超えているだろうと思う人でも、自分の外見を全く気にしていません。
「相手にどう思われるか」
をほとんど気にしていません。
ファッションも、ニットにジーンズ、スニーカーととてもカジュアル。
スカートなんて履いている人はほとんどいません。
私は、ファッションがお洒落な日本も好きですが、自然体でラクに過ごせるドイツもとても好きです。
5.エコ
ドイツはとてもエコな国です。
エコバッグを持参することは当たり前ですし、商品を買っても過剰な包装もありません。
私はたまに日本のデパートで化粧品を買うのですが、あまりの過剰包装に驚く事があります。
箱に入ってる商品を、袋に入れて、さらに手提げ袋に入れて、そして手提げ袋の中には大量のDM。
ドイツに留学後は、この過剰包装が面倒になり、店員さんに言って断るようになりました。
またドイツでは、ペットボトル入りの飲み物はボトル代が上乗せされた値段で売られています。
返金してもらうには、スーパーに設置しているペットボトル返却用の機械に入れ、その機械から出てくるレシートをレジに持って行く必要があります。
ドイツでは、こうしたリサイクルの取り組みがとても進んでいます。
と、こんな理由でドイツが好きだった私ですが、逆にこれは悪いなと思うところも多々ありました。
それでは次に、私が思うドイツの悪いところについて、お話しましょう。
ドイツの悪いところ
1.サービスが悪すぎる
ほとんどのところで店員は無愛想ですし、質問しようとすると
「Was denn?(一体何っ?)」
と怒った口調で言われることもあります、
ドイツに長年滞在している友達も、このドイツ人のサービスの悪さにはウンザリしているようです。
特に、ビザを申請するフランクフルトの外国人局は、スタッフによってビザが発行されなくなる事もあるそうです。
私は幸いにも、すぐに発行してもらえましたが、私の友達は運が悪かったようで、何度も外国人局に書類を持っていってました。
日本では、ほとんどの店員が礼儀正しく、親切なので、ドイツから帰ってくるといつもホッとします。
2.自己主張が激しい
自分が正しいといえば、頑として言い張る人が多いです。
また曖昧な返事をとても嫌い、自分が悪くても絶対に謝りません。
口論になるとヒートアップして言って、言いたい事をバンバン言います。
喧嘩をして「私はあなたのこういうところが嫌い」など、本人の目の前で言うところも、私は何度も見ました。
日本人としては、そんなこと言ったら相手が傷つくって考えてしまうのですが、そんなのお構いなし。
でも言った後は、ケロッとしてます。
まぁケロッとしているところは、良いところなのですが、自分が間違ってたら謝らないといけないですよね。
3.ストライキが多い
ドイツ人が自己主張が激しい性格だからか、ストライキがよく起こります。(フランスよりはマシですが)
1度ストライキの影響で、ミュンヘンからケルンへ向かう電車が止まり、大変な思いをしたことがあります。
ストライキの原因は、ルフトハンザの職員が待遇の改善を求めて起こしたとか。
「そんなことで電車止めんといてよ〜」
とこちらはものすごく迷惑しているのですが、知ったこっちゃないんでしょうね。
おかげでケルンで1日観光する予定だったのが、1時間だけになってしまいました。
4.食事がまずい
私は食には寛容で、大抵美味しいと思うのですが、ドイツ料理は口に合わなかったです。
レストランの料理も塩辛かったり、味が濃かったりで、食べれなくて残すことも結構ありました。(基本残すことが大嫌いな性格です。)
一度ドイツ人の知り合いの家に泊まらせてもらった時には、あまりの不味さに食べられないほどでした。
茹でたパスタに、トマトソースをかけただけのものや、冷凍のミートボールを使ったものなど、栄養状態もひどくて、たった1週間の滞在で肌がボロボロに。
たまたまその家の出す料理が酷かっただけなのかもしれませんが、それ以外でもドイツで感動するほど美味しい料理に出会ったことはありません。
5.天気が悪い
これはどうしようもないのですが、ドイツは天気の悪い日がとても多いです。
1日中曇っていることもよくあります。
そして冬は長くて、寒く、酷い時には氷点下になることも。
けれども、ドイツ人はその長く寒い冬を楽しもうと思い、クリスマスマーケットを企画したのだとか。
ドイツのクリスマスマーケットはデコレーションがとても華やかで、心が明るくなりますよね。
私は、ドイツの寒い冬は苦手ですが、寒い冬を明るく照らしてくれる、クリスマスマーケットは大好きです。
それでは最後に、1年強ドイツに滞在していた私が思う、ドイツの良いところと悪いところについてまとめておきましょう!
まとめ
ドイツの良いところ
- 社会的弱者に優しい・・・お年寄りや失業者など社会の弱者に対し、社会保障制度が充実している
- 経済的に豊か・・・1人辺りのGDPランキングは日本よりも上位
- 時間がゆっくり流れる・・・ドイツ人がゆったりと生活をしているからか、時間がゆっくり流れているように感じられる
- 自然体(外見を気にしない)・・・「相手にどう思われるか」を気にしない
- エコ・・・リサイクル活動が進んでいる
ドイツの悪いところ
- サービスが悪すぎる・・・店員は無愛想で、偉そうな人が多い
- 自己主張が激しい・・・曖昧な返事を嫌い、自分が悪くても謝らない
- ストライキが多い・・・電車や飛行機がよく止まる
- 食事がまずい・・・塩辛く、味が濃いものが多い
- 天気が悪い・・・冬は長くて、寒く、氷点下になる事も
私は、旅行も含めると、ヨーロッパは9カ国行った事があるのですが、ドイツは他の国と比較しても、住みやすい国かと思います。
私が1番好きな国はスイスですが、ドイツはスイスに比べると、はるかに物価も安いですからね。
これからドイツを旅行、あるいは滞在する予定のある方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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