美しい雫
Inspirational Nature Pictures by Miyuki Miura

「洋書を読んで感動してみたい」

あなたも一度はこんな風に思ったことはありませんか?

私が英語初心者の頃、ネットで初心者におすすめの本を見つけては何冊も買い漁っていましたが、最後まで読めた本はほとんどありませんでした。

「推理小説なら、結末が気になって読めるかも」

とアガサクリスティーや、シャーロックホームズの洋書も読もうとしましたが、どれも2〜3ページ読んで終わっていました。

それでも、私が尊敬する語学の達人は必ず洋書を読んで語学力を身につけていたと知り、ひたすら自分にあう洋書を探し続けました。

そして、ついに最後まで読める本を見つけました。

今回は飽きっぽい私でも、最後まで読むことができた洋書をご紹介したいと思います。




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洋書初心者におすすめの本はコレ!短編小説だから最後まで読める!

英語力もさほどなかった当時の私が、最後まで楽しみながら読むことができた本は、

オー・ヘンリーの短編小説

です。

オー・ヘンリーは短編小説を得意とするアメリカの作家です。彼の小説は、短いけれど内容がとても濃くて、人生で大切なことを教えてくれます。

働いていた銀行でお金を横領した罪で服役し、獄中で短編小説を書き始めたというオー・ヘンリー。

この罪については、冤罪だった可能性もあるそうで、そうした苦境のだったからこそ、人に感動を与える作品を書けたのかもしれません。

彼は生涯381編もの小説を書いたそうですが、その中でも英語初心者だった私が、特に好きだったおすすめの3冊をご紹介したいと思います

  1. 賢者の贈り物・・・貧しい暮らしの夫婦デラとジムが、お互いのクリスマス・プレゼントを買う為に、それぞれの大切な宝物を手放す愛の物語。
  2. 最後の一葉・・・病気がちな若い娘ジョンジーは、窓辺のツタの最後の一葉が落ちる時、自分も死ぬと思い込む。ところが、なかなか葉っぱが落ちず、希望を持った彼女は徐々に回復していく。最後の一枚になった蔦の葉が散らなかったのは、階下に住む老画家のベアマンが、命と引き換えに描いた“絵”だったからだった。
  3. であった。

  4. 水車のある教会・・・水車小屋で働くエイブラハム一家の生きがいは、小さな娘のアグレイアだった。ところが彼女が4歳の時に失踪してしまう。エイブラハムは、娘への思いから、水車を教会に建て替え、災害があった時は無料で小麦粉を配布。様々な善行を行った。そうして、長い年月が過ぎ、エイブラハムはアグレイアと奇跡的な再会を果たす。父親の娘を思う気持ちが奇跡を起こす感動の物語。

それでは、初心者が英語を勉強するのに、オー・ヘンリーの洋書をおすすめする理由をご紹介しましょう!

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おすすめの理由1:ストーリーが短い

これが、私が初めて最後まで洋書を読めた1番の理由だと思います。

とにかく英語初心者の頃は、単語力もないので、1ページを読むのも大変でした。数ページ読むのに何十分もかかることも。

そして分厚い本を見て、

「最後まで読み終えるまで、まだこんなに残っている」

と思っては読むのが嫌になって、止めてしまうというのを繰り返していました。

その点、オー・ヘンリーの洋書は短編小説ばかりを載せた薄いものばかり。

数えてみたところ、賢者の贈り物なんてたった10ページしかありませんでした。

これくらいだったら、英語初心者でも無理なく読めますよね。

おすすめ理由2:ストーリーが素晴らしいので、記憶に残りやすい

オー・ヘンリーのすごい所は、人生で大切だと思うことを、短いストーリーの中に、ぎゅっと凝縮して描いてる所です。

よくこれだけ短いストーリーで人を感動させられる物語を書けるな、と感心します。

賢者の贈り物からは、貧しくてもお互いを思いやる夫婦の愛、最後の一葉からは、人に希望を与える人間愛、水車のある教会からは父から娘への親子愛が強く感じられます。

読み終わると、心がじわ〜と温かくなる作品ばかりです。

私が、オー・ヘンリーの洋書を読んだのは10年くらい前なのですが、今読み返しても、だいたいの英文は覚えていました。

感動する作品というのは記憶に残るので、英語の勉強にもおすすめです。

おすすめ理由3:語彙が豊富

最後の贈り物は英語で、“The Gift of the Magi”、水車のある教会は、“The Church with an Over-shot wheel”といます。

このMagi(賢者)や水車(Over-shot wheel)といった単語は、初めて見る方も多いのではないでしょうか?

オー・ヘンリーの作品にはこういった、普段あまり見ない語彙がたくさん使われています。

水車をぱっと英語で言えたら、ちょっとカッコよくないですか?(笑)

私は洋書をたくさん読み、こうした語彙力をどんどん覚えていくことが、知識を深め、“本物の英語力”を身につけることだと思っています。

オー・ヘンリーの作品は、比較的平易な単語が使われている文章の中に、こうした特殊な単語も含まれているので、自然に暗記できるところが良いです。

まとめ

それでは、オー・ヘンリーのおすすめ作品と、おすすめする理由をまとめたいと思います。

  • おすすめの理由1:ストーリーが短い・・・賢者の贈り物はたった10ページ!これなら初心者でも無理なく読める
  • おすすめ理由2:ストーリーが素晴らしいので、記憶に残りやすい・・・心が温まる作品が多く、感動する作品というのは、記憶に残りやすい
  • おすすめ理由3:語彙が豊富・・・平易な単語が使われている文章の中に、特殊な単語も含まれているので、自然に暗記ができる

他にもたくさん良い小説があるので、ぜひ読んでみて下さい。

楽しみながら英語力を伸ばすことができますよ!

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