目的を持って留学に来たつもりだけれど、留学中にホームシックにかかってしまうことってありますよね。
私は今までに、6カ国で語学留学をしたことがあるのですが、そのうちの2カ国(イギリス、ドイツ)でホームシックにかかりました。
その間は、孤独感に苛まれるわ、毎日歯が抜け落ちる夢を見るわで、本当に大変でした。
それでも、自分で決めて留学に来たわけなので、帰国するわけにも行かず、何とかホームシックを克服しようと自分なりに努力をしました。
そのおかげで、ホームシックを克服し、充実した留学生活を送ることができました。
今回は、留学先でひどいホームシックにかかった私が、その対処法についてお伝えしたいと思います。
留学先でのホームシックの対処法5選!実際に私が抜け出した方法を紹介
それではまず、私がホームシックにかかってしまった原因からお伝えしましょう
友達ができなくて、ずっと1人
イギリス留学では、日本人の友達はできたのですが、
「せっかく留学に来たのだから、日本人と話してはいけない。」
という思いから、あえて日本人のいない語学学校へ移りました。
半年間という短い期間の中で英語をマスターしようと必死でしたから。
けれども、その結果、語学学校で友達ができず、1人ぼっちの状態が何ヶ月も続きました。
自分で決めたことなのに、誰も話す人がおらず、お昼も1人で食べる状態が続き、とても寂しかったことを覚えています。
その上、ホームステイ先でもトラブルがあり、泣きっ面に蜂状態でした。
ドイツ留学はさらに孤立状態で、そもそも語学学校に来ている人のほとんどが、現地で働いている社会人や駐在員の奥さんで、周りと仲良くしようなんて気すらなかったんです。
なので、授業が終わったらみんなサササーと帰ってしまうんですよね。
しかも最初に行った語学学校では、ホームステイを希望したのになぜか1人暮らしをするハメに。
真冬のドイツのアパートでポツネンとしていた頃は、本当に孤独でした。
冒頭でもお伝えしましたが、こんな状態が数ヶ月続き、毎日歯が抜け落ちる夢まで見るようになりました。
それでは、私はどのようにして、このホームシック状態から抜け出せたのでしょうか?
次に私がホームシックを抜け出せた5つの方法をお伝えしたいと思います。
私が実際にホームシックから抜け出した方法とは?
1.日本にいる家族や友達と話す
1番手っ取り早くホームシックを解消する方法が、スカイプで日本にいる家族や友達と話すことです。
日常のたわいもない話をしていただけなのですが、それだけでも随分心が楽になりました。
私の家族も友達も、私が落ち込んでる話をしても、いつも最後は笑いに変えてくれてました。
ご家族が留学に反対していて、電話をしにくい状況の人もいるかもしれません。
その場合、友達や兄弟でも、話していて明るい気持ちにさせてくれる人と話すと良いと思います。
今孤独に感じていても、誰かと話すことで、心がぐ〜んと軽くなりますよ。
2.現地で友達を作る
イギリスに留学をしていた頃、あえて日本人から離れる環境を作っていました。
が、英語力をつけたいという気持ちだけは人一倍強く、あらゆる語学学校に行っては、もっと勉強できる環境はないかを探していました。
ロンドン市内の語学学校は全て回ったのではないかというほど、歩き回りました。
ずーっと一人で行動してきた私にとって、話し相手ができたことは、とても嬉しかったです。
ドイツ留学でも、語学学校探しのクセは相変わらずで、そのおかげで、現地でたくさんの友達ができました。
語学学校に限らず、習い事やサークルなど、友達を作るきっかけは探せばたくさんあるものです。
家に閉じこもっていると、余計に暗くなってしまうので、どんどん行動して現地で友達を作っていきましょう。
3.今に感謝して、目の前にあることを楽しむ
留学中にホームシックになっている時に、
「この孤独感がずっと続く」
「あと1年もこんな状態が続くなんて耐えられない」
と先のことを考えて、余計に苦しくなることはありませんか?
けれど、いつまでもこの状態が続くとは限らないのです。
私も、ホームシックに陥っている時は、孤独感という負の感情に押しつぶされそうになりました。
が、ふと見たテレビが面白かったり、自分で作った料理が美味しかったりと、探せば楽しいことはいくつでもあることに気づきました。
そうして、私も今目の前にあることを楽しみながら一生懸命やることで、ホームシックから抜け出すことができました。
ホームシックになっている間は、先がとても長いように感じられるかもしれませんが、留学期間なんてあっという間です。
留学後に後悔をしない為にも、1日1日を大切に、楽しく過ごしましょう。
4.留学をしている目的を思い出す
私が留学をした目的は、イギリス留学では「英語」、ドイツ留学では「ドイツ語」を身に付けたいというシンプルなものでした。
ですので、留学中は語学の勉強だけは、めちゃくちゃ頑張りました。
語学学校探しも、友達を増やす目的ではなく、純粋に語学を勉強したいという気持ちで探したのですが、結果的にそこでたくさん友達を作ることがでました。
また、言葉が話せるようになると、友達が増える可能性が広がります。
もしあなたが語学学校に通っているのなら、周りを見てもらうと、クラスのまとめ役になっている人って、たいてい英語が話せる人だったりしませんか?
ですので、ホームシックにかかっている時は、「自分が何の為に留学をしているのか」を思い出して、その目的に向かって頑張ってみてください。
頑張れば、必ず結果はついてきますよ。
5.自分を褒める
ホームシックにかかっている時は、ついつい、
「こんなことでホームシックにかかっている自分はダメな人間だ。」
「勉強をしているのに、全然英語が話せない」
など、自己卑下をしがちです。
けれど、知り合いのオランダ人男性から、
と褒めてもらい、心がパァーッと明るくなったのを覚えています。
留学をして思ったのですが、外国人は褒めるのが上手なのに対し、日本人は自己卑下や自分を責めることが得意です。
「自分は英語が全然話せない」とけなすのではなく、
「異国の地で、一生懸命英語を勉強している私は本当にすごい!これだけ頑張ってるんだから、必ず話せるようになる」
と言うようにしましょう。
実際勉強を頑張れば、必ず話せるようになるのですから。
紙に書くと、より効果的ですよ。
それでは、最後に留学先でのホームシックの対処法5選について、まとめておきましょう!
まとめ
留学先でのホームシックの対処法5選
- 日本にいる家族や友達と話す・・・話していて明るい気持ちにさせてくれる人と話す。
- 現地で友達を作る・・・習い事やサークルなど、友達を作るきっかけは探せばたくさんある。
- 今に感謝して、目の前にあることを楽しむ・・・先のことを考えず、今目の前のことを一生懸命やっていると、必ず道が開ける。
- 留学をしている目的を思い出す・・・「自分が何の為に留学をしているのか」を思い出して、その目的に向かって頑張ってみる。
- 自分を褒める・・・自己卑下のループにはまってしまいそうになったら、意識して“自分褒め”をする
今、留学をしていた頃のことを思い出すと、「語学を話せるようになりたい」という強い思いだけで、よくあんなに頑張っていたなぁと思います。
それなのに、留学当初は自分を責めてばかりいて、今思うと、なんであんなに自分に厳しかったんだろうと思います。
私が、家族とスカイプで話していた時に、「いつかこのホームシックの経験も笑い話になるだろう」と思った通り、今ではこの辛かった経験も笑い話になりました。
留学している時間は、長いようであっという間です。
帰国後に後悔をしない為にも、毎日目の前にあることを一生懸命していきましょう。
必ず道は開けますよ!
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