「イギリスでホームステイをしてみたいけど、ホームステイってどんな感じなんだろう?」
「悪いホストファミリーに当たったらどうしよう?」
イギリスに限らず、外国で初めてホームステイをすることになれば、不安が頭をよぎりますよね。
私自身も大学生の頃に初めてホームステイした時は、不安だらけでした。
ところが、初めてホームステイをしたニュージーランドのホストファミリーが、本当に優しく接してくれたおかげで、ホームステイが大好きになりました。
以来、語学留学をする時の滞在先は、寮ではなくいつもホームステイ。
イギリスではロンドン、ケンブリッジに滞在し、合計6つのホストファミリーにお世話になりました。
今回は私のイギリスでのホームステイ体験談と、失敗から学んだ注意点などもお伝えしたいと思います。
イギリスのホームステイ体験談!失敗談から学ぶ注意点とは?
良かったホームステイの体験談
私はロンドンとロンドン郊外で、合計5つのホームステイ先にお世話になりました。
そのうち2つはとても良いファミリーに恵まれ、1つはビジネスライクな感じ、2つは逃げ出したくなるほど最悪のホームステイ先でした。
まずは1番良かったホームステイについてお伝えしますね。
良かったホストファミリーは、Anglo School というロンドン郊外の語学学校で紹介してもらったホストファミリーです。
そこの家庭では、ホストファーザーの仕事がいつも朝早くからだったので、夕食はいつも一緒に食べました。
私以外に日本人の女の子とロシア人の女の子がいて、4人でいつも盛り上がっていました。(ホストマザーはお孫さんの世話をしに出かけていて、いませんでした。)
語学学校で英語を勉強し、帰ってきてからホストファーザーと毎日英語で話したので、英語も飛躍的に伸びました。
イギリス人ってよく「Lovely」って単語をよく使うんですよ。
Lovely weather とか You’re lovely とか。
その発音の響きがとても綺麗で、
「私もいつかこんな綺麗なイギリス英語を話せるようになりたい」
というモチベーションにつながりました。
食事も毎日ホストファーザーが作ってくれました。
チキンやビーフにポテトを添え、仕上げはグレイビーソースというシンプルなお料理でしたが、とても美味しかったです。
またいつも「Tea?」と聞いては電気ケトルでお湯を沸かし、紅茶を作ってくれました。
そのおかげで、毎日イギリスの伝統料理と紅茶を楽しみ、イギリスの文化に触れることができました。
こういった体験が出来るのも、ホームステイならではの経験だと思います。
良いホームステイ先に当たると、
- 英語力が飛躍的に伸びる。
- イギリス人の考え方や生活スタイルなどがよく分かり、イギリスの文化を体験できる。
- 休日は、パブや美術館巡りに連れて行ってくれ、イギリスの観光も一緒に楽しめる。
など寮に滞在するよりも、メリットがいっぱいあります。
私のホストファミリーの場合、休日は車で現地の人しか行かないような場所にも連れて行ってくれました。
こういった経験から、私は寮に滞在するよりも、ホームステイをすることをお勧めします。
ただこの経験は、良いホストファミリーに当たったからこそできたことです。
悪いホストファミリーに当たった場合は、こんな経験はもちろんすることはできません。
次に、私がロンドンで経験した、逃げ出したくなるほど悪かったホームステイ先についてお話ししたいと思います。
悪かったホームステイの体験談
ロンドンのカムデンタウンと言う所の語学学校に通っていた頃の話です。
その語学学校で、斡旋してもらったホームステイ先は、私の数あるホームステイ体験の中でも、本当に酷かったです。
ホストマザーは、一人暮らしのパキスタン系女性。
何が悪かったかと言うと、
- 英語は訛りが酷くて、何を言っているのかわからない。
- 食事はカレーを薄くしたようなものが毎日出てきて、美味しくない。
- 夜中に隣の部屋から毎日念仏のような声が聞こえてきて、眠れない。
こうして書いてみると、笑えてくるのですが、当時は深刻に悩んでいました。
英語の訛りがひどいと言うのは、仕方ないことなので、まだ理解ができました。
食事がまずいのは、お金を払っているのに、食べれないほど美味しくないものを毎日用意されるのは苦痛でした。
日本人の性格ゆえに、出されたものは食べないとと思う意識と、でも食べれないという思いで、毎日葛藤をしていました。
私は食べることが好きで、大抵のものはおいしいと思います。でも彼女の食事は、独特の味で、まずくて食べることができませんでした。
最後の、夜中に念仏が聞こえてきて、眠れなかったというのが1番きつかったです。
2週間はそれでも何とか耐えたのですが、やはり絶えきれずに、語学学校にホームステイ先を変えてもらえないか、相談をしてみました。
学校からの回答は、夏なのでどこのホームステイ先もいっぱいなので、変える事はできないとの事でした。
そこで直接、ホストマザーに夜中に念仏のようなものが聞こえるので止めてもらえないかと相談してみました。
が、これが大失敗。
「夜中に念仏なんて唱えてない!!」
と、彼女が怒りだしたんです。
「いや、どう考えても彼女の声なんだけど・・・」
と思いながらも、私は冷静に夜中に声が聞こえてきて眠れないことを伝えました。
ホストマザーの声は、どんどんヒートアップしていきました。
喧嘩をすると、英語が話せるって本当ですね(笑)
「どこからこんなに英語が出てくるんだろう」
と思うくらい、私はすらすらと英語で自分の伝えたいことを話していました。
結局、夜中に念仏なんて唱えていないの一点張りで、理解してもらうことができませんでしたが。
その日の夜中にも念仏は聞こえてきて、ついに我慢の限界に達しました。
「語学学校が見つけてくれないなら、自分で滞在先を探そう」
と次の日に、ピカデリーサーカス駅の近くにある日系のスーパー「ジャパンセンター」でルームシェア先の求人を見ていました。
イギリス人男性と日本人女性の夫妻が、日本人学生を1人募集していて、迷わずそこに入居することに決めました。
日本人女性が奥さんと言うことで安心してしまったんですね。
が、こちらも大失敗。
電話の対応が、奥さんだったので、てっきり一緒に暮らしていると思っていたのですが、別居中だったんです。
しかも、私はイギリス人のご主人のところに引っ越してから、そのことに気づいたんです。
そのイギリス人男性は、最初はすごく親切にしてくれました。市内で買い物できる場所や、日本人がよく行く美容室などにも連れて行ってくれました。
が、なぜか私が部屋のドアを閉めることを凄く嫌がりました。
そうは言われても、私もプライベートは確保したいので、そこは譲るわけにはいきません。
「プライベートを守りたい」
ときちんと伝え、理解してもらえるよう、一生懸命英語で伝えました。
そうすると、彼の顔色がどんどん変わっていくのがわかりました。
何かされるのではないかと怖くなったほどです。
そして突然、
「私のルールが気に入らないなら今すぐ出て行ってくれ」
と。
私の聞き間違いかと思い、思わず聞き返しました。
それでも何度聞いても、「出て行ってくれ」の一点張り。
ルールが気に入らないって、部屋のドアを閉めるくらい普通のことだと英語で訴えましたが、理解してもらえず。
喧嘩をすると英語が話せるって、ほんと真実です(笑)
この時も、すらすらと英語で説明をしていました。
結局は理解してもらえず、家賃も支払ったのに出て行くことになりました。
行く宛なんてなかったので、日本人の奥さんに電話したところ、彼女の家に呼んでもらえることになりました。
不幸中の幸いだったと思います。
奥さんから話を聞いたところ、イギリス人のご主人とは別居中で、ご主人は傷害事件を起こして、仮釈放中だったのだとか。
それと、部屋を閉められるのが嫌いなのは、彼が「閉所恐怖症」だったからだそうです。
本当に怖い経験でしたが、すぐに人を信じる自分の甘さにも深く反省をしました。
それからしばらくは、その日本人の奥さんの家にホームステイをさせてもらいました。
これからホームステイを考えているあなたには、このような辛い経験はしてほしくありません。
次に私の失敗談から学ぶホームステイ選びの注意点をお伝えしたいと思います。
私の失敗談から学ぶ、ホームステイ選びの際の注意点
最初は多少費用がかかっても、留学エージェントを通して語学学校を手配することを、お勧めします。
留学エージェントが手配する語学学校は、学校の質も高いですし、そういった学校は質の高いホストファミリーを選んでくれます。
また留学エージェントも、学生に紹介できるホームステイ先を持っています。
留学エージェントは、学生からの口コミを参考にホームステイ先をかなり厳選しています。
私は、カナダとニュージーランドに語学留学をしたときは、Wishインターナショナルと言う留学エージェントを使いました。
Wishに紹介してもらったホームステイ先は、どの家庭も本当に優しく親切でした。
そしてある程度語学留学にも慣れたので、ロンドン市内の語学学校は、自分で手配しました。
留学斡旋手数料も高いので、節約をしたかったんですよね。
ですが、結果はご覧の通り大失敗でした。
語学学校の授業や講師の質が悪いなどは我慢できますが、ホームステイ先が悪いと本当に精神的に追い詰められてしまいます。
最初に、留学エージェントで良いホームステイ先を紹介してもらえば、次にまた同じ所に留学する機会があれば、直接ホストファミリーに交渉することもできます。
もし何かあったときに、「帰れる場所がある」と言うのは精神的にかなり余裕ができます。
少し話はそれますが、私にはオランダに、家族の一員として扱ってくれるホストファミリーがいます。
私はドイツでワーホリをしていたのですが、その時何かあればオランダのホストファミリーの家に行けば良いという、安心感がありました。
そんな安心できる場所が1つあればいいんです。
また、家族の一員として扱ってくれるようなホストファミリーを希望する場合は、ロンドン市内よりもロンドン郊外、またはイギリスの田舎町を選んだ方が良いと思います。
私の経験では、ロンドン市内はビジネスライクなホストファミリーが多かったです。
「都会より田舎の方が親切な人が多い」というのは、どこの国でも同じかと思います。
もちろん、ロンドン市内でも親切なホームステイ先に当たることもありますが、やはり田舎と比べると少ないです。
ホームステイ先選びは、語学留学の中でもかなり重要なポイントだと思います。
慣れないうちは、留学エージェントを使って、安心できるホストファミリーを紹介してもらって下さいね。
まとめ
今回お伝えしたホームステイの体験談について、もう一度まとめておきたいと思います。
良かったホームステイの体験談
- 英語を話す機会が増え、英語力が飛躍的に伸びる。
- イギリス人の考え方や生活スタイルなどがよく分かり、イギリスの文化も体験できる。
- 休日にはホストファミリーと一緒にロンドン観光にも行ける。
悪かったホームステイの体験談
- 毎日ストレスだらけで、英語の勉強に集中できなくなる。
- 食事がまずい。
- 夜中にうるさくて眠れない
- 追い出される。
個人的には、英語の勉強だけなら日本でもできると思っているので、「イギリスの文化を体験できる」というのが、ホームステイの1番のメリットかと思います。
また失敗談ですが、私のような経験をしない為にも、最初に語学留学をする時は留学エージェントを利用することをお勧めします。
留学エージェントは厳選したホストファミリーを紹介してくれます。外れた場合は、変えてくれますしね。
安心して帰れる場所が1つあると、心強いですよ!
私は失敗談から、学んだことがたくさんあるので後悔していませんが、これから留学するあなたは、ぜひ素敵なホームステイ体験をして下さいね!
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