私も中学生の頃、母親に
「私は日本にいるし、外国に行く気もない。なのにどうして英語を勉強しないといけないのか?」
とよく聞いていました。
英語の試験は毎回赤点。40点を超えたことはなかったかもしれません。
そんな私が6カ国以上に留学し、ホテル業や旅行会社など、英語を使った仕事ばかりしているのですから、人生何が起こるか分かりません。
それでは、どうしてこれだけ英語が嫌いだった私が、英語嫌いを克服し好きになれたのでしょうか?
今回は英語が嫌いだった私が、英語嫌いを克服し、好きになった理由についてお話したいと思います。
英語が嫌いなあなたでも「英語を好きになれるかもしれない」という気持ちで読んで頂ければと思います。
中学生で英語嫌いだった私が克服した方法は?好きになった理由も紹介!
それではまず最初に中学生の頃、英語が嫌いだった理由についてお話しましょう。
中学生の頃、英語が嫌いだった理由
私が英語を嫌いだった理由は、“勉強”としての英語が面白くなかったからです。
中学校で学ぶ勉強は、教科書の英文を読み、文法や熟語を習うことが中心です。
今は英会話の授業を取り入れる学校も増えてきたと思いますが、それでも基本はあまり変わっていないのではないでしょうか?
中学生の頃の私は、単純にそれが面白くなかったのです。
例えば、英語の授業や試験で出てくる内容は、下記のようなものです。
彼女は英語を勉強します。(study/studies)
She ( ) English.
Sheが3人称単数だから、studiesを選べば正解なわけです。
中学1,2年生の頃の私は、こういった勉強が嫌いで、ほとんど勉強をしませんでした。
その為試験はいつも赤点で、先生にもよく呼び出されていました。
それでも中学2年の後半になった頃には、志望する高校に合格をしたくて、勉強を始めました。
受験の為の勉強だったので、文法や単語をひたすら暗記しただけで、当時は英語の楽しさなんてこれっぽっちも感じていませんでした。
けれども、そんな努力が実り、志望校に合格。
そんなわけで、中学時代は英語を好きになることはありませんでした。
が、高校に入学し、あることがきっかけで英語を大好きになったんです。
これだけ英語嫌いだった私が、どんなことがきっかけで英語を好きになったのでしょうか?
次に私が英語が好きになった理由についてお話しましょう。
英語が好きになった理由
高校に入学しても相変わらず英語が嫌いだった私ですが、転機が訪れます。
それは、高校の授業でディズニー映画の「美女と野獣」の字幕版を観たことがきっかけでした。
授業中なのに、泣いてしまうくらい感動し、
「何とかこの映画を字幕なしで理解したい」
と思うようになったのです。
その時出た英語の宿題が、美女と野獣のプロローグのセリフを覚えるというものでした。
好きなことに対しての勉強の効果はすさまじく、このプロローグのセリフはすぐに覚えてしまいました。
このセリフは今でも暗唱できるので、高校時代の友達はすごく驚いています。
私の英語の成績がぐんぐん伸びていったのは、そこからです。
高校1年の最初の頃は40人中39位だった私の英語の成績は、1番になりました
学校で習った勉強はほとんどせずにです。(教科書だけは読んでいましたが)
美女と野獣の歌を英語で聞いたり、自分で選んだ参考書で勉強をしていました。
そうすると面白いように英語の成績が伸び、先生にも褒められるようになり、英語の勉強が楽しくなってきました。
そうして気づけばあれだけ嫌いだった英語が、いつの間にか大好きになっていたのです。
英語が嫌いなあなたへ
英語が嫌いなのに勉強しなきゃいけないの?英語ってそんなに必要?と思っているなら、答えは
「No」
です。
英語が嫌いなら話せなくても良いし、勉強をする必要もないのです。
英語を使わない仕事なんて、山ほどありますし、日本にいる限り英語がなくても生きていけますから。
中学生の頃、「一生日本にいる私が、なぜこんな勉強をしないといけないのか?」と質問した私に対し、きちんと説明をできる大人はいませんでした。
今の私だったら、一生日本にいて、英語を使わないんだったら勉強しなくて良いねって答えられます。
それよりもあなたに得意なものがあるなら、そっちを伸ばすことに集中してほしいと思います。
例えば、数学が得意なら数学を伸ばし、絵を描くことが得意なら絵を描くことを伸ばしてください。
嫌いな英語を伸ばすより、あなたが持って生まれた才能を育てることの方が、がよっぽど大切だと思います。
英語は何歳からでも勉強できます。
あなたが英語を勉強したい!と思った時にすれば良いのです。
とはいっても、高校受験や大学受験に英語が含まれているのだったら、受験の為だと割り切って勉強をしてくださいね。
少し話は逸れますが、私はTOEICのリスニング470点、リーディング385点とスコアの差が激しいんです。
英語は話せますが、複雑な英文法は苦手です。
外国人と話す為の英語は大好きですが、“勉強”の為の英語は今でも嫌いです。
私の目標はあくまで使える英語を身につけるということだったので、スコアの差が激しいですが、もしも私の目標がTOEICの満点を目指すというものだったら、嫌いな英文法も勉強します。
ですので、志望校の受験に英語が含まれているのだったら、英語を勉強することは必須です。
そうはいってもイヤイヤ勉強することは苦痛ですよね。
苦痛な英語の勉強を、楽しくする方法について、後で説明しますね。
英語が話せるようになって良かったこと
私が目標としていた、
「英語を生かした仕事につき、海外旅行に自由に行くこと、映画を字幕なしで観られるようになること」
は全て達成することができました。
英語が話せるようになり、たくさんの外国人の友達ができ、価値観が変わり、世界がぐーんと広がりました。
今では英語が話せない人生なんて、考えられないほどです。
今は英語が嫌いなあなたも、いつかは私のように英語が大好きになるかもしれないですよ。
それでは、英語の勉強を楽しむ方法についてご紹介しましょう。
英語を好きになるには、勉強方法を変えてみる
まず、今英語が嫌いなあなたは、いつか私のように英語を好きになるかもしれない、とちょっと頭の片隅においてみて下さい。
中学時代に英語が嫌いで仕方なかった私が、今や英語が話せないなんて考えられなくなるんですから、人生何が起こるかわかりません。
その上で、あなたが楽しく思える勉強方法を探してみましょう。
私の場合のきっかけは「美女と野獣」という洋画でした。
洋画を観て、猛烈に字幕なしで英語が理解できるようになりたいと思ったんです。
それまで机に向かって英語の勉強ばかりしていた私が、初めて“生きた英語”に触れた瞬間です。
もう20年近くも前のことなのに、今でも美女と野獣で学ぶ英語の教材が発売されているので、それだけ魅力的な映画であることは間違いないのでしょう。
あとは、NHKのラジオ英会話もおすすめです。
私の友達に独学で英語をマスターした人がいるのですが、彼女は中学3年間ずっとNHKラジオ英会話を聴き続けていたそうです。
そのおかげで中学生の頃の英語の成績はトップだったのだとか。
英文法や熟語の前置詞をひたすら覚えるような、無味乾燥な英語の勉強だと、嫌いになってしまうのも無理はありません。
その点ラジオ英会話では、そういった英文法や熟語を講座の中で取り上げているので、自然に身につけることができると思います。
そのほかにも外国人のペンパルの友達を作ってみたり、英会話サークルに参加してみたりと英語に触れるきっかけはたくさんあると思います。
ぜひあなたにあった英語の勉強方法を見つけてみてくださいね。
それでは最後に、中学時代に英語が嫌いだった理由と好きになった理由、楽しくできる勉強方法についてまとめておきましょう。
まとめ
英語が嫌いだった理由:
- 文法や熟語を暗記する“勉強”としての英語が面白くなかった
- 日本にいるし、外国にも行く気がないから英語がいらないと思っていた
英語が好きになった理由:
- 「美女と野獣」の字幕版を観て、英語で理解できるようになりたいと思った
- 美女と野獣を観て、初めて生きた英語に触れることができた
- 自分で選んだ参考書で勉強したら、成績が伸び、英語の勉強が楽しくなった
英語が嫌いなあなたへ:
- 英語が嫌いなら話せなくても良いし、勉強する必要もない
- 自分の得意分野を伸ばすことが重要
- ただし、高校受験や大学受験の受験科目に英語の勉強が含まれているなら勉強は必須
- 英語は何歳からでも勉強できる
英語を好きになるには、勉強方法を変えてみる:
- 英語を楽しむ勉強方法を考えよう
- 好きな洋画を字幕で観てみる
- NHKのラジオ英会話をやってみる
- 外国人のペンパルを見つけたり、英会話サークルに入ってみる
英語が嫌いと思っているあなたは、昔の私のようにただ勉強方法を間違っているだけかもしれません。
英語が話せるようになると、外国人とコミュニケーションが取れるようになり、海外旅行にも自由に行けるようになります。
私は英語が話せるようになって本当に良かったと思っています。
ですので、ただの思い込みで、そういったチャンスを逃してしまうのはとてももったいないです。
一度ご自身と英語について、キチンと向き合ってみてくださいね。
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