Inspirational Nature Pictures by Miyuki Miura
洋書を読みたいけれど、本がたくさんありすぎて、どの本が良いか分からなくなりますよね。

私は大学生の頃に、洋書を読もうとして挫折した事があり、洋書を読むにはコツが必要だと知りました。

詳しくはコチラ:英語の多読は効果なし?私が洋書を読めるようになった方法をご紹介!

その中で、1番大切だと思っていることは、本の世界にのめり込めるほど没頭できる洋書を読むことです。

このことに早く気づいていれば、比較的時間がある大学時代にたくさん洋書を読んで、もっと早く英語を習得できたのではないかと思います。

とはいっても、後悔しても仕方がないので、今大学生のあなたが面白い洋書に出会い、英語を早く習得できるよう私が今まで読んだおすすめの洋書5冊をご紹介したいと思います。

人によって本の好みは違うので、色々なジャンルから選びました。ぜひお気に入りの1冊を見つけて下さいね。




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大学生におすすめの洋書5選!英語力が格段にUPする本を厳選!

1.Left to tell/生かされて 著者:Immaculee Ilibagiza

あらすじ
1994年、ルワンダ。100日間で100万人のツチ族が虐殺されます。

きっかけは、「フツ族大統領がツチ族に殺された」というラジオ放送。

放送を聞いたフツ族が、突然殺戮者に変貌し、今まで隣人や友人であったツチ族を殺し始めます。

著者のツチ族のイマキュレー・イリバギザは、父親の知り合いのフツ族の牧師のトイレに、7人の女性と一緒に隠れて生活をすることになります。

「イマキュレーはどこだ?」

外からはナタを持って彼女を探し回る殺人鬼の声が聞こえ、彼女は父から貰ったロザリオを手に、小さなトイレの中で懸命に神に祈っていました。

「捕まったら殺される」

極度の恐怖で祈ることもできなくなり、聖書を口の中に押し込み、力の限り噛みしめ、神の言葉を飲み込もうとするイマキュレー。

そんな状況の中、何度も奇跡が訪れ彼女は生き延びます。

が、3ヶ月後に外に出れた彼女は、両親、兄、弟が既に殺されたと知り、深い悲しみと絶望に打ちひしがれます。

「フツ族を全員殺してやりたい」

という思いに駆られていたイマキュレー。

けれども、神との葛藤を経て、様々な感情に苦しみながらも、家族を殺した殺人者さえも赦す境地に至るのです。

感想
このブログでも何度も紹介しましたが、私が初めて洋書を完読できた本が、Left to tellです。

この本を読むことで、英語力だけでなく人生観も変わりました。

私は慶応大学で開かれた、著者の講演にも参加したことがあります。

講演会後に、たくさんの学生の方が彼女に質問をしていて、「学生の頃からこのような講演会に参加して偉いなぁ」と思ったことを覚えています。

読むと人生観が変わる素晴らしい本ですので、ぜひ学生のあなたにおすすめしたいです。

2.To Kill a Mockingbird/アラバマ物語 著者:Harper Lee

あらすじ
1930年代、不況にあえぐ南部アラバマ州。弁護士のアティカス・フィンチは妻を無くし、子供達(ジェムとスカウト)と黒人メイドのキャルと一緒に暮らしています。

好奇心旺盛なジェムとスカウトは、障害があるために、父親に監禁されている「ブー」に興味津々です。

子供達と、そしてたまに遊びにくる友達のディルは、ブーの家の敷地に入ったりする遊びを楽しんでいました。

その頃、アティカスは黒人青年トムの弁護を担当することになります。

その事件とは、トムが白人女性・メイエラを暴行したというもの。

裁判でアティカスは、メイエラとその父・ボブの証言に矛盾があることに気づき、トムの証言に信憑性があると判断します。

けれども、陪審員は全員白人で黒人への偏見は酷く、トムは有罪判決を下されます。そして、護送中に逃亡しようとしたトムは、射殺されてしまうのです。

時が経ち、ハロウィーンパーティーの帰り道に、ジェムとスカウトがボブに襲われるという事件が発生します。

スカウトは無事でしたが、ジェムは顔を殴られ、腕を骨折しました。

保安官が捜索をしたところ、ボブは誰かに刺されて死体で発見されます。

ジェムとスカウトを助けてくれたのは、なんと障害者のブーでした。

保安官は、ブーが正当防衛でボブを刺したと見抜きましたが、障害を持っているが心優しいブーを守るため、保安官はボブが自分でナイフを刺した、と嘘を行ってブーを守ったのでした。

感想
To Kill a Mockingbirdは、アメリカでは高校生の教科書として使われているので、知らない人はいないほど有名な本です。

黒人・障害者の差別は理不尽に感じますが、アティカス・保安官の法律ではない正義感に、読んでいていてスッキリしました。

この本は、日本の大学の英語の授業で取り入れているところもあるようです。

古語と難しい単語がよく出てくるので、洋書初心者の方にはおすすめしませんが、ストーリーが素晴らしいので、ぜひ読んでほしい作品です。

YouTubeに動画があるので、興味のある方は、1度見てみてください。

3.Hunger Games 著者:Suzanne Collins

あらすじ
近未来、アメリカはなくなっており、“パネム”という独裁国家が、裕福な人々が暮らす首都キャピトルと、貧困層の暮らす12の地区を治めています。

かつては13地区ありましたが、その昔全地区の住民がキャピトルに対して反乱を起こし、キャピトルはこれを鎮圧したのです。

その見せしめとして、キャピトルは13地区を虐殺消滅させました。

それ以降この国では、国民を服従させる為に、年1回“ハンガーゲーム”を開催するようになります。

“ハンガーゲーム”とは、全12地区それぞれから、12~18歳の若者の中から男女各1名、計24名がプレーヤーとして選ばれ、生存者が最後の1人になるまで、戦わせるサバイバルゲームのことです。

主人公のカットニスは、プレーヤーに選ばれた妹の代わりに自らがハンガーゲームに出場することを志願します。

果たして、24名のうち、生き残るのは誰になるのでしょうか?

感想
私は普段こうしたバイオレンス系の作品は読まないのですが、アメリカでの評判があまりにも良かったので、読んでみることにしました。

けれども、意外にも?残虐さは感じられず、それよりも主人公達の間で繰り広げられる恋愛関係が、ドキドキして面白かったです。

戦いの描写ばかりだと、あまり英語の勉強にもなりませんが、そうした恋愛関係や人間関係について多く描写されているので、英語の勉強にもなりました。

あなたがもし、ファンタジー小説が好きなら、こちらの記事も参照してみて下さいね→洋書でハマるおすすめのファンタジー小説5選!海外で人気の作品を紹介!

それでは次に、全世界で大人気の作品で、あの村上春樹さんの愛読書をご紹介しましょう!

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4.Great Gatsby/偉大なギャツビー 著者:F. Scott Fitzgerald

あらすじ
主人公のニックは、ニューヨークの会社に働くことになり、ウェスト・エッグという島に引っ越します。

その家の近くに、ギャツビーが所有する大邸宅があり、そこでは毎晩のようにお金持ちが集まる豪華絢爛なパーティーが繰り広げられています。

ギャツビーは5年前に愛し合った恋人・デイジーがいましたが、戦争で離れ離れになった時に、彼女は富豪のトムと結婚をしてしまっていたのです。

彼は、いつかデイジーが現れるのではないかという微かな期待を持って、毎晩パーティーを開いていたのでした。

そうしてある日、ギャツビーはデイジーとの再会を果たします。

ギャツビーはデイジーも彼のことを愛していると信じ、デイジーの夫のトムに、デイジーが本当に愛しているのは、自分だと告げます。

が、デイジーの答えはトムのことも愛したことはあるし、あなたのことも愛しているという曖昧な返事。

口論に動揺しすぐにでもその場を去りたかったデイジーは、ギャツビーの所有する車で、トムの浮気相手のマートルを轢き殺してしまいます。

トムはマートルの夫に、「ギャツビーがマートルを殺した」と嘘の証言をし、マートルの夫がギャツビーを射殺してしまいます。

そして、デイジーはマートル殺しの犯人をギャツビーのせいにしたまま、トムと一緒に旅に出たのでした。

感想
アメリカ人の友人が絶賛していたので読んでみたのですが、正直結末に納得がいきませんでした。

読んでいて、損得ばかり考えて行動するデイジーにイライラし、挙句の果てに、デイジーがマートルを轢き殺したのに、ギャツビーがマートルの夫に恨まれ、射殺されてしまう始末。

あまりにも理不尽で、読み終わった後に、怒りと虚無感しか残りませんでした。

ではなぜおすすめするのかと言うと、アメリカの最高傑作と言われているだけあって、文章力が素晴らしいので、英語の勉強に良いと思ったからです。

それと、個人的には本の結末は好きではないけれど、これだけ世界中で絶賛されていると言うことは、こういった結末が好きな人も多いのではないかと。

古い作品なので、アマゾンKindleで無料で読むことができますので、興味のある方は、1度読んでみてください。

5.Crime and Punishment/罪と罰 著者:Fyodor Dostoevsky

あらすじ
貧乏なゆえに大学を退学した主人公ラスコーリニコフは、「一つの罪悪は百の善行に償われる」という思想の下、強欲な高利貸しの老婆を殺します。

が、その場に出くわした老婆の義妹まで殺してしまい、深い罪の意識に苛まれます。

そんなある日、以前飲み屋で知り合った、アル中のマルメラードフが馬車に轢かれて死にかけているところに出くわします。

その後、マルメラードフは亡くなりますが、彼の家族の困窮を知っていたラスコーリニコフは、マルメラードフの妻のカテリーナに所持金を全てあげます。

マルメラードフには、18歳のソーニャと小さな3人の子供がおり、ソーニャは貧しい家庭を助ける為に、娼婦として働いていました。

自分よりも劣悪な環境で暮らしながらも、純粋に生きるソーニャに、ラスコーリニコフは徐々に惹かれていきます。

そして、信仰心の深いソーニャの勧めで、自首をするのでした。

感想
最初ドイツ語で読破をしようとして、難しすぎて読むのを挫折した本です。

挫折をした理由は、登場人物の名前が難しいことと、1人のセリフが長すぎて、途中で誰が何を話しているのかさっぱり分からなくなってしまったからです。

が、あまりにも作品が面白かったので、日本語で1度読んでから、再度洋書に挑戦してみることにしました。

「1000人の命を救う為に1人を殺すのは罪なのか」「愛のないお金の為の結婚」「神への信仰心」など、人類の普遍のテーマがたくさん詰まっていて、読んでいて、深く考えさせられます。

ラスコーリニコフは、罪の意識による自首ではなく、ソーニャへの愛から自首をするのですが、ソーニャの純粋さ、愛に心を打たれました。

1冊を読むのが大変なのですが、読み終えた頃には、間違いなく英語力はついているはずですよ。

それでは、最後に大学生におすすめの洋書5選について、まとめておきましょう!

まとめ

  1. Left to tell・・・ルワンダの虐殺を生き延びた女性の赦しを描いたノンフィクション作品
  2. To Kill a Mockingbird・・・アメリカの教科書に掲載されている作品
  3. Hunger Games・・・24名の若者が、生き残りをかけるサバイバルゲーム
  4. Great Gatsby・・・1人の女性を愛する男性の栄光と転落を描いた作品
  5. Crime and Punishment・・・「1000人の命を救う為に1人を殺すのは罪なのか」「愛のないお金の為の結婚」「神への信仰心」など、人類の普遍のテーマがたくさん詰まった長編小説

洋書は、英語力を格段にアップできる最強の教材です。

読み終わるのに大変な本もあると思いますが、ぜひ時間が有意義に過ごせる大学生のうちに、洋書をたくさん読んみて下さい。

たくさんの洋書を読むことで、英語力だけでなく、あなたの人生をより豊かにしてくれますよ。

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