一般的にTOEICで高得点を取得すると、就職に有利と言われていますよね。

とは言っても、TOEICの高得点を取得しても英語が話せない人もいるのに、なぜTOEICで高得点を取得すると、就職に有利なのか疑問に思われるかもしれません。

点数で判断するよりも、英語で面接をした方が手っ取り早いのではないかと思ってしまいますよね。

私は今までに、日系・外資系企業の両方で働いた経験があり、実際どういた理由で雇ってもらえたのかも担当者から直接聞くことができました。

今回は、日系・外資系企業の両方で働いた経験がある私が、TOEICの高得点が就職に有利かどうか、お話したいと思います。




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TOEIC高得点は就職に有利?これから就活する大学生必見!

それでは早速、TOEIC高得点は就職に有利かどうかについてお話ししましょう!

TOEIC高得点は就職に有利?

私が日系・外資系企業で働いた結果、思うことは、

TOEIC高得点は、やはり就職に有利です。

 
約7割近くの企業が採用時にTOEICスコアを参考にしているというデータもあります。

それでは、先ほどもお伝えしたように、TOEICの高得点を取得しても、英語が話せない人もいるのに、なぜ就職に有利なのでしょうか?

TOEICの高得点を取得すると、就職に有利な5つの理由について、お伝えしましょう!

TOEICの高得点が就職に有利な理由とは?

1.書類審査で有利

就職活動の第一関門の書類審査。ここで落とされてしまう場合も多いです。

人気企業の場合、膨大な書類が送られてくるわけですので、採用担当者が書類に目を通すのは一瞬とも言われています。

その一瞬にどれだけインパクトを残せるかが勝負どころです。

そんな中で、TOEIC800〜900点といった高得点を取得していると、採用担当者の目に止まりやすいのは確かです。

私自身TOEIC800点以上を取得してから、書類審査が通りやすくなったと感じています。

「40歳オーバーでニート状態だったぼくが初めてTOEICを受けていきなり930点取って人生を劇的に変えた、効果絶大な英語勉強法」

の著者の春名久史さんも、それまで書類選考すら通してもらえなかった色々な会社が、履歴書にTOEIC930点と書くと、面白いように通過したと書いていました。

ですので、TOEICの高得点を取ると、書類に受かりやすいというのは、私だけの経験ではないようです。

大学生でTOEIC800点以上を取得していれば、間違いなく書類選考でも有利だと思いますよ。

2.TOEICの高得点=英語が話せるという認識が未だある

特に日系企業の場合、TOEICが高得点だと、英語が話せるという認識を持っている企業が未だ多くあります。

年配の人事担当者は、英語ができない人もいるわけですから、その人が本当に英語ができるかどうか、分からない人もいます。

例えば、私は以前日系の旅行会社で働いており、社内で1番英語が得意だという人が作成した英文が間違っていないか、確認をする作業をしたことがあります。

その英文を見たところ、確かに英文や文法は合っているものの、“まさに日本語→英語の直訳”という感じでかなり不自然な英文でした。

それでも英語ができない上司から見てみると「できている」ように見えるわけです。

日系企業では、そういった英語ができない人が、面接をするケースもよくあるので、TOEICの高得点=英語が話せるという認識を持っている場合が多いのです。

一方、外資系企業だと、英語の面接が行われる場合も多いので、実際に話せるかどうかが試されます。

私もある外資系ホテルの面接に臨んだところ、面接官が日本人だったので、日本語で面接がされるだろうと思っていたところ、途中から英語に切り替わって驚いた経験があります。

事前に少し想定して英語面接の対策をしていたので、なんとか乗り切りましたが、すごく焦ったのを覚えています。

あとで面接官に採用基準は何だったのか聞いたところ、「英語力」との回答が。

ですので、外資系企業は、使える英語を重視される傾向があります。

3.企業は今グローバルな人材を求めている

日本はまだまだ英語が出来る人が少ない状況です。

けれども、グローバル化は加速していっているので、企業はグローバル化に対応できる人材が欲しいと思っています。

日本政府が「トビタテ!留学JAPAN」という奨学金制度を導入し、若者をどんどん海外留学に参加するよう力を入れていることからも明らかですよね。

この奨学金制度は、日本政府だけでなく、トヨタやソフトバンクなどの多数の民間企業からの寄附によって成り立っています。

ということは、民間企業も、若者に海外留学に行って、グローバルな感覚を身につけて欲しいと思っているわけです。

グローバルな人材とは、英語力だけでなく、異文化を理解する能力や、コミュニケーション力なども兼ね備えた人のことです。

ですので、ただ単に英語ができたら良いというわけではないのですが、最低限外国人とコミュニケーションを取れるくらいの英語力は必要とされます。

TOEICは、英語面接を行わない企業に取って英語力を測れる手段ですので、高得点を取得しているということは、やはり有利といえます。

それでは、次にTOEICが高得点だと就職に有利な理由の4つ目についてお伝えしましょう!

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4.目標のために努力をする人だと認めてもらえる

大学生でTOEIC700〜900点のスコアを取っていると、面接官に努力をしている人と認めてもらえます。

私は仕事の関係上、帰国子女と出会うことが多かったのですが、彼女達のTOEICのスコアは700点程度でした。

「日本語より英語で考える方が楽」というくらい英語はペラペラですが、TOEICのスコアは意外にもそれほど高くはないのです。

やはりTOEICの高得点を取得するには、それ相当の勉強をしないと取得できません。

私自身、800点の壁を越えるまで、TOEIC専用の勉強を数ヶ月続けました。

それでも初めて800点を越えたのは、27歳ぐらいの頃だったと思います。

ですので、昔大学で働いていた頃に、大学生でTOEIC800点を取得している人に出会うと、努力したんだなぁといつも感心していました。

大学生で800点以上を取得している人って少数ですし、ましてや900点以上を取得している人なんて、ほんの一握りです。

だからこそ、面接でもTOEICのスコアが高いと面接官の目に留まります。

TOEICのスコアが高いことで、英語力だけでなく、目標に向かって頑張れる人だという印象を残すことができますよ。

5.面接官は学生のポテンシャルを見ている

新卒採用の場合、職務経験は問えないですから、面接官は学生のポテンシャルを見ています。

TOEICのスコアが高いと、英語力や、目標に向かって努力ができるというそのポテンシャルを測る手段にもなります。

TOEICが高得点でも英語が話せない人はいますが、英語のリスニングとリーディングができることは確かです。

できていないと、そんなに高得点は取れませんから。

その他のスピーキングとライティングは、それ相当の勉強をして場数をこなしていくだけです。

実際、TOEICで高得点を取得していれば、英語を話せるようになるまでそんなに時間はかかりません。

TOEICで高得点を取れるくらい努力する人ですから、いざとなれば必死で勉強するはずです。

私の経験上、追い詰められた状況であればあるほど、英語は伸びます。

もしあなたがTOEICで高得点を取得してるけれど、英語が話せないと思っているなら、決して卑下しないでください。

そうではなく、TOEICで高得点を取っているんだから、英語が話せるまでもう少し、とポジティブに捉えてくださいね。

それでは最後に、TOEICが就活に有利な理由5つについて、まとめておきましょう!

まとめ

TOEICが就活に有利な理由5つ

  1. 書類審査で有利・・・TOEICが高得点だと、書類審査でインパクトを残せる
  2. TOEICの高得点=英語が話せるという認識が未だある・・・特に日系企業の場合、TOEICが高得点だと、英語が話せるという認識を持っている企業が未だ多い
  3. 企業は今グローバルな人材を求めている・・・日本政府も民間企業も、若者に海外留学に行って、グローバルな感覚を身につけて欲しいと思っている
  4. 目標のために努力をする人だと認めてもらえる・・・TOEICのスコアが高いことで、英語力だけでなく、目標に向かって頑張れる人だと思われる
  5. 面接官は学生のポテンシャルを見ている・・・TOEICのスコアが高いと、英語力や、目標に向かって努力ができるというそのポテンシャルを測る手段になる

私自身昔は「TOEICのスコアなんて、就活と関係あるの?」と思っていましたが、書類審査に受かりやすくなってから、関係あるんだなと思うようになりました。

グローバル化が加速するにつれて、ますます英語力が必要とされていくことと思います。

就活を有利に進める為にも、ぜひTOEICの高得点を狙ってみて下さいね。

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