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とても良い学校で、学生さんからの評判も非常に良かったのです。
けれどもホームステイに関しては、今まで何十人と送ってきた中で数人程度ですが、苦労したという体験話を聞きました。
せっかく留学に行くのだから学生さんには楽しく過ごしてもらいたい、というのは職員にとっての1番の願いです。
けれど学生さんの話しを聞いていると、それは仕方ないと思うケースと、ホストを変えてもらった方が良いというケースの2パターンに分かれました。
今回は、元大学職員でたくさんの学生からの体験談を聞いた経験から、ホームステイの失敗を防ぐ注意点をお伝えしたいと思います。
アメリカのホームステイ体験談!元大学職員が教える失敗を防ぐ注意点は?
それでは実際に学生さんから聞いた、ホームステイ先へのクレームと、その解決策についてお伝えします。
実際にあったホームステイ先へのクレーム
1.初日に家に着いた時、ホストファーザーは部屋に閉じこもって、挨拶もしてくれなかった。無愛想で近寄りにくく、数日経っても態度が変わらないので、ホストファミリーを変えてもらえないか?
解決策:
語学学校のスタッフがこのホストファミリーに確認したところ、たまたま来日した時に、仕事の締め切りが迫っていた為、あまり話をできなかったとのこと。
仕事が終わった後はよく話すようになったようです。学生さんの早とちりだったようですね。
2.友達のホストファミリーは、週末に一緒に出かけたり、食事も一緒に作って食べているのに、私の家は帰ったらご飯が置いているだけ。帰ってくる時間も遅いし、一緒に話す機会もほとんどない。ホストファミリーを変えてもらえないか?
解決策:
ホストファミリーによっては、家族のように接してくれる家庭もいれば、お金を稼ぐ為というビジネスライクな家庭もあります。
ご飯を作っていなければ問題ですが、ご飯は用意してくれているので、最低限のことはきちんとしてくれています。
友達とのホストファミリーと自分のホストファミリーを比べてしまう気持ちは分かりますが、これだけの理由だけでは、ホストファミリーを変える理由にはなりません。
こういった場合、結構友達のホストファミリーが一緒に遊びに連れて行ってくれるケースもあるようなので、その場合は一緒に連れて行ってもらいましょう。
3.ホストファミリーはロシア人で、しょっちゅうロシア語で会話をする。ホストファミリーを変えてもらえないか?
解決策:
英語を学びに語学研修に来ているのですから、ホストファミリーは英語を話す必要があります。
語学学校のスタッフがホストファミリーにこの件について伝えたところ、英語を話すようになったので解決したようです。
ホストファミリーがこのままロシア語を話すようでしたら、語学学校側もホストファミリーを変えなくてはなりません。
それではこの体験談から学ぶ、ホームステイ先で失敗をしない為の注意点について、3点お伝えしたいと思います。
ホームステイ先で失敗をしない為の注意点
1.ホストファミリーに期待しすぎない
初めて留学をする人に多いのですが、ホストファミリーに過度に期待しすぎていることがよくあります。
留学前はホストファミリーはアメリカ人で、家族でいつも一緒に会話をしてくれ、食事も一緒に食べて、週末も一緒に出かける、などのイメージを持っているようです。
ところが、実際は違ったと失望している人は非常に多いです。
1と2はそのパターンの典型ですね。
アメリカに留学するからといって、ホストはアメリカ人とは限らないですし、自分のことを家族のように扱ってくれるとも限りません。
シングルマザーだったり、1人暮らしのお年寄りであったり、ホストの人種も家庭環境もさまざまです。
これから初めてホームステイを経験するという方は、まずはホストファミリーに対しての過度な期待を持つのはやめましょう。
2.基本は自分で解決するという姿勢を持つ
お金を払っているんだから、語学学校や留学エージェントに言えば何とかなる、という姿勢ではなく、まずは自分で何とかしようという心構えでいることが大切です。
例えばホストファミリーが話してくれない場合は、学校に相談をする前に、
「英語の勉強をしたいので、話をする時間を取ってもらえないか」
などホストに直接聞いてみることも大切です。
これは私自身がイギリスにホームステイをした時の経験ですが、ホストがいつも忙しく話をしてくれないので、学校に伝えてホストファミリーを変えてもらおうかと悩んでいました。
けれど、とても良いホストファミリーなのは分かっていたので、ある日食事が終わった後に、
「英語を勉強したいので、英語で話す機会を作ってほしい」
とお願いしたところ、快く応じてくれました。
どうやら私がそんなことで悩んでいるなんて、向こうは全く気づいていなかったようです。
その時のホストマザーとホストファーザーは、宣教師だったので日曜日も出かけていた為、私のために割く時間がなかったようです。
そのことを伝えてからは、教会に行くまで一緒にドライブで連れて行ってくれ、その間英語で会話したり、食事中もよく話してくれるようになりました。
このように、きちんと伝えたら解決するケースは結構多いのです。
ですので、ホストファミリーに改善してほしい点があれば、まずは自分で解決をしてみようという姿勢を持つようにしてくださいね。
それでも解決しない場合は、語学学校や留学エージェントに伝えても良いかと思います。
3.自分の意見を言う
2番の、「基本は自分で解決するという姿勢を持つ」につながる話になりますが、自分の意見をきちんと伝えるというのは、海外生活ではとても大切です。
空気を読むという日本独特の文化は海外ではほとんど通用しません。
「英語で話す機会を作ってほしい」
「食事が口に合わない」
こういったことは良いにくいかもしれませんが、外国では自分の思っていることを言わないと伝わりません。
実際食事が口に合わないのに、「美味しい」と伝えてしまった為に、ずっとその料理を出された、という話を聞いたことがあります。
もちろん、
「お金を払ってるんだから、英語で話しかけるべき」
「まずい」
などと伝えるのは問題ですが、日本人ゆえのやんわりした良い方で伝えれば、相手を傷つけることなく理解してもらえると思います。
ですので、できるだけ自分の意見を伝えることを意識してみてくださいね。
それでは次に、ホストファミリーを変えた方が良い場合について、3つお伝えしましょう。
ホストファミリーを変えた方が良い場合
1.食事を用意しない
食事を出してくれない場合も、まずは食事も料金に含まれていると思うけど、ということはホストファミリーに伝えた方が良いかと思います。
それでも用意してくれない場合は、語学学校に相談してみましょう。
食事料金が含まれている場合、食事を用意することがホストの義務ですので、学校側も考慮してくれるはずです。
2.英語以外の言語を話す
体験談の時にお伝えしましたが、英語研修ですので、学生は英語を学びに来ています。
ですので、ホストファミリーが英語以外の言語で話すというのは問題です。
一度ホストに英語で話してほしいと相談し、それでも英語を話してくれない場合は、語学学校のスタッフまたは留学エージェントに伝えましょう
3.身の危険を感じた時
私自身は聞いたことありませんが、女性の場合、ホストが好意を寄せているなど、何か身の危険を感じることがあった場合は、迷わず語学学校のスタッフまたは留学エージェントに相談しましょう。
当然のことながら、ホストに直接そのことについて、伝えてはいけません。
このようなケースは、学校側もすぐに対応してくれるはずです。
夏休みなど学生の多い時期は、ホストファミリー不足で変えるのが難しい場合もあるかと思います。
ですが、明らかにホストファミリー側に問題がある場合は、手配した語学学校側が対処しなければなりません。
ですのでこのような問題があった場合は、早めに語学学校のスタッフ、もしくは留学エージェントを利用している場合は、そのスタッフに伝えましょう。
きっと親身になって、相談に応じてくれるはずです。
まとめ
それではホームステイ先で失敗を防ぐ注意点についてまとめておきましょう!
- ホストファミリーに期待しすぎない・・・留学前から「ホームステイとはこういうもの」という期待を持たない。ホストの人種も家庭環境もさまざまです。
- 基本は自分で解決するという姿勢を持つ・・・すぐに語学学校や留学エージェントに頼らず、まずは自分でホストに伝えてみようという姿勢が大切です。実際直接伝えることで、解決する場合は非常に多いです。
- 自分の意見を言う・・・外国では日本独特の「空気を読む」という文化はほとんどありません。自分の意見は相手に理解をしてもらえるよう、きちんと伝えましょう。
ただし、
「食事を用意しない」「英語以外の言語を話す」「身の危険を感じる」
などの問題が発生した場合は、ホスト側に問題があるので、語学学校のスタッフや留学エージェントに相談してください。
今回の記事では、ホームステイでの失敗を防ぐための注意点ということで、クレームを取り上げましたが、ほとんどの人は帰国後に、
「楽しかった」「ホストファミリーがすごく良くしてくれた」
と伝えてくれます。
ですので、必要以上に不安がらず、ぜひホストファミリーとの交流を楽しんできて下さいね。
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