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前回の記事で、フィリピン留学は、マンツーマン授業を集中して受けられ、短期間で英語力が伸ばせることが魅力、とお伝えしました。

そうは言っても、フィリピンの平均的な語学学校に入学すれば、1ヶ月30万円弱はかかります。

欧米諸国と比べると圧倒的に安くても、やはりお金をかけるからには、

「フィリピン留学でどれくらい英語力を伸ばせるのか?」

というのが気になりますよね。

私は大学の国際交流課の職員として、フィリピン留学した学生からの体験談を聞く機会がたくさんありました。

また職員の中でも、英語力を上げるためにフィリピンに行ったというスタッフがおり、フィリピン留学について詳しく聞く事ができました。

今回は、フィリピン留学でどれくらい英語力を上げる効果があるのか、また体験談や口コミについてもご紹介したいと思います。




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フィリピン留学の効果は高い?学生と社会人の体験談もご紹介!

フィリピン留学でどれくらい英語力を伸ばせるのでしょうか?

まず、欧米留学との成果の違いは、2〜3倍の違いが出てくるそうです。

つまり、1年の欧米留学で身につく英語力は、フィリピン留学なら4〜6ヶ月で身につけることができるわけです。

TOEIC500点未満の英語初心者が、日常会話レベルの英語を話せるようになる為には、フィリピン留学でも最低4ヶ月かかります。

けれども英会話はできないけど、TOEIC600点以上のスコアを持っていて、英語の知識があれば、2ヶ月程度で日常英会話が話せるようになるそうです。

また英語初心者が1年間フィリピンに留学した場合、真面目に勉強すれば、TOEIC900点は超えられます。

これは、ビジネス英語をマスターし、英語でのプレゼンテーションやディスカッションも難なく行えるレベル。

私の経験では、欧米留学のグループレッスンの授業では、1年で英語でのプレゼンテーションやディスカッションを行うのは難しいと思います。

もちろん、マンツーマンの授業ならフィリピン留学と同じだけの効果が得られますが、莫大な費用がかかるので、現実的ではありません。

私が思うフィリピン留学の効果的な利用方法は、TOEIC600点までは日本で勉強し、2〜3ヶ月留学することです。

私がそう思う理由は2つあります。

まず、あまりに英語の語彙力がないと、マンツーマン授業が成り立たない為です。

極端な話、英語力ゼロで留学してしまった場合、What’s your name?などの会話しかできず、授業が進まないですよね。

グループレッスンの場合は、他の学生と授業を進めることもできますが、マンツーマンだとそうはいきません。

実際フィリピン人講師の中でも、学生の語彙力が少なすぎて、授業が成り立たないと悩んでいる人もいるそうです。

そうなると、せっかくマンツーマン授業を受けられる環境なのに、自習室で単語や文法を覚えることになり、非常にもったいないですよね。

もう1つの理由は、朝から晩まで英語の授業で、自由に外出もできない環境を長く続けるのは難しいと思うからです。

「海外の大学に入学したい」

「1年後にどうしても英語を話せる必要がある」

という強いモチベーションのある方でしたら、そういった環境でも頑張れると思います。

ですが、そこまで切羽詰まったわけではなく

「英語を話せるようになりたいな」

という気持ちで留学した場合、1年間そのような環境で生活するのは、大変です。

ですので、

「英語の基礎力は日本で身につけ、フィリピンでは2〜3ヶ月で英会話力を伸ばす事に集中する」

というのがフィリピン留学の効果的な使い方かなと思います。

次に、フィリピン留学から帰国した学生と社会人の両方の体験談をご紹介したいと思います。

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フィリピン留学:学生と社会人それぞれの体験談

フィリピン留学から帰国した学生は、みんな真っ黒になって帰ってきます。

フィリピンはとにかく日差しが暑いので、帽子をかぶり、日焼け止めを塗っても日焼けしてしまうみたいです。

英語の授業は、朝8時から18時まで。

1時間のマンツーマンレッスン5コマとグループレッスンと3コマのグループレッスン、後の1コマは希望すれば取れるそうです。

滞在先の寮は2人部屋で、食事は3食付き。

掃除もしてくれるので、英語の勉強だけに集中できる環境がすごく良い、と言っていました。

ルームメイトと気が合ったのも良かったのだと思います。

その学生はスパルタ式を選んでしまい、外出は一切禁止。彼女はスパルタ式を選んだことをかなり後悔していました。

1日中英語漬けで、外出禁止というのは、日本人にはきついのかもしれません。

フィリピン留学では韓国人学生が多く、軍隊を経験している韓国人は、スパルタ式の授業にも普通についていっていたのだとか。

そこまで頑張らなくても、授業が終わったら外出できるくらいのカリキュラムを選ばれても、十分効果はあると思います。

彼女は夏休みの1ヶ月間だけフィリピンに留学しましたが、元々ある程度英語が話せた為、今回の留学でさらに英会話力を高めることができたようです。

とにかく朝から晩まで英語漬けで、スピーキングに特化した授業が多いので、

「英会話力が飛躍的に伸びる」

とのこと。

「スパルタ式がしんどい」とは言っていましたが、効果はあったので満足していました。

一方、私の昔の上司で、前職を退職後にフィリピンに留学に行った方がいます。

大学の国際交流課で働く事が決まったので、

「短期間で英語力を身につけよう」

と思い、フィリピンに留学することを決意したそうです。

ただ、英語力がほぼゼロに等しい状態で、留学してしまった為、留学の効果はほとんど感じられなかったそうです。

1ヶ月30万円の費用をかけていったのに、自習室で勉強もせず、授業に出るだけで終わってしまったそうです。

留学するだけの行動力があるのに、とてももったいないなと思いました。

留学する=英語が話せる、と勘違いして、結局留学期間中に英語が話せるようにならなかった学生を、私は何人も見てきました。

留学は色々な経験をできるので、それはそれで素晴らしいのですが、もし留学の目標が

「英語を話せるようになる」

というものだったら、ぜひそれを実現してほしいなと思います。

まとめ

それでは、フィリピン留学の効果についてまとめておきましょう!

  • TOEIC500点未満の英語初心者が、日常会話レベルの英語を話すには、最低4ヶ月。
  • TOEIC600点以上のスコアを持っていて、英語の知識があれば、日常会話レベルの英語を話すには、約2ヶ月。
  • TOEIC500点未満の英語初心者が、1年間留学した場合はTOEIC900点を狙える。これはビジネス英語をマスターし、英語でのプレゼンテーションやディスカッションも難なく行えるレベル。
  • フィリピン留学で「英語力がどれくらい伸びるか」については、「英語はアジアで学ぶ時代がきた! フィリピン留学 」を参考にしました。

    マンツーマン授業に特化したフィリピン留学の効果は、欧米留学と比べてもすごいですね。

    短期間で費用を抑えてこれだけの効果を出せるというのは、フィリピン留学だからこそできることです。

    「短期間で英語力を飛躍的に伸ばしたい」という方には、フィリピン留学はおすすめです。

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