「イタリア旅行の持ち物、何か忘れていないかな?」
海外旅行に行く時って、忘れ物がないか気になってしまいますよね。
私も、7月のスイス&イタリア旅行の際に、ネットに載ってる「海外旅行の持ち物リスト」を確認し、バッチリのつもりでした。
が、いざ現地に行ってみると、「あれ持って来とけば良かった」という後悔だらけ。
そこで、忘れないうちに、イタリア旅行で必要だった持ち物を全てリストにまとめてみました。
特に、服装については、あまりの現地の人とかけ離れていた為に、白い目で見られてしまうという事態に・・・。
私はフィレンツェに留学経験があり、現地のことはよく知ってるつもりだったのですが、服装を間違うとこんな態度を取られてしまうのだなと。
私のような失敗をしない為にも、ぜひ参考にしてみて下さい。
イタリア旅行の持ち物リスト
それでは早速、旅の必需品から紹介していきましょう。
イタリア旅行の持ち物(必需品)
パスポート
海外旅行の必需品であるパスポート。
何度も海外ツアーに行っている旅行会社のスタッフに聞いたところ、年に1〜2回は、パスポートを持ってくるのを忘れる人がいるのだそうです。
また、中身を確認せずに持ってきた為に、家族のパスポートを持ってきてしまったという人も。
パスポートは、5年、10年用で色が違いますが、家族が同じ年数のパスポートを取得していれば、外から見れば同じですからね。
必ず中身を確認してから、持って行きましょう。
そして、意外に見落としがちなのが、パスポートの残存有効期間です。
パスポートの残存期間はイタリアの場合、「出国時90日以上」となっています。(参照:外務省 12各国の入国条件(査証・旅券)と在日公館)
もしまだパスポートが手元にないようでしたら、できるだけ早めに取得しましょう。
パスポートは、申請から受領までに、土日を除いて1週間程度かかります。
Eチケットの控え
Eチケットの控えとは、航空会社のデータベースで電子的に管理されている航空チケットの控えのことです。
チェックイン時に提示を求められることがあるので、できれば紙に印刷して持って行くのが良いですが、スマホでEチケットを提示してもOKです。
私はオンラインチェックインをしていたためか、Eチケットの提示を求められませんでしたが、やはり手元にEチケットがあるとフライトの情報もすぐに分かるので安心です。
ちなみにオンラインチェックインとは、搭乗時間の72時間〜24時間前に事前に自分でチェックインを済ませることです。
これを済ませておくと、航空会社のカウンターで、オンラインチェックインの手続きを済ませている人の列に並ぶことができ、その後の手続きもとてもスムーズ。
オンラインチェックインは、航空会社によって、している所としていない所があるので、事前に確認しておきましょう。
海外旅行保険の保険証券
海外旅行保険は必ず加入しましょう。
たまにクレジットカード付帯保険で大丈夫と紹介しているサイトを見かけますが、クレジットカードの付帯保険の補償内容だけでは不十分です。
私は、今回のイタリア旅行で「ジェイアイ傷害火災保険株式会社たびほ」を利用しました。
海外旅行保険会社の補償内容を選ぶポイントは、
「治療・救援費が3千万円以上、もしくは無制限」であることです。
治療・救援費とは、海外旅行中に起こった病気や怪我にかかった医療費だけでなく、家族が現地に駆けつける渡航費なども補償してくれるものです。
一見、死亡補償などに目が向きがちですが、この「治療・救援費」が海外旅行保険の補償を選ぶ際の一番のポイントですよ。
財布
財布は、スリに盗られるのを防ぐ為にブランドものは避けて、安価なものを使うのがおすすめです。(スリは財布を出すところも見てます!)
空港までの往復交通費や雑費、現地で両替する分の日本円も入れておきましょう。
現地通貨(ユーロ)
現地通貨(ユーロ)も必ず用意しておきましょう。
私は、今回の旅行では5日間イタリアに滞在したのですが、5万円分のユーロを用意しておきました。
実際に行ってみると、5万円ではちょっと少なくて、途中でレストランの支払いは全てクレジットカードで払いました。
現地通貨は日本で両替すると、現地で両替するよりも手数料が多くかかることがあります。
ですので、例えば1万円分だけ日本で両替しておいて、残りはイタリアで両替すると良いかと思います。
余談ですが、イタリアのトイレは1回の利用につき、50セントから1ユーロ取られることが多いです。
ですので、できるだけ小銭も用意しておくとトイレに行きたい時に便利ですよ。
クレジットカード
クレジットカードは、イタリアの鉄道(Trenitalia)を予約する際や、レストランの支払いなど、色々な状況で使えるので、非常に便利です。
私も途中で現金が足りなくなった時は、クレジットカードで支払い、何とか切り抜けました。
私の印象では、JCBやアメックスは使える所が少ないので、VISAとマスターカードがおすすめです。
スーツケース
スーツケースの大きさは、目的や滞在日数によって大きさは変わってくると思いますが、なるべく小型のものがおすすめです。
もし大型の物を持っていくとすれば、荷物の制限(大きさ、重さ、個数など)が航空会社によって定められていますので、その基準は必ずクリアしましょう。
カバン
イタリア旅行に持って行く時に、おすすめのバッグは、リュックかショルダーバッグです。
どちらも両手を空けて持つことができるので、とても便利です。
イタリアはスリが多いので、ハンドバッグやトートバッグなど、手で持つタイプのものは、ひったくられる可能性があります。
とはいえ、リュックとショルダーバッグでも、油断は大敵。
リュックなら、体の前に持つ、ショルダーバッグなら、貴重品は一番奥に入れ、ファスナーは開けたらすぐ閉める、など細心の注意を払ってください。
イタリアのスリの手口ってほんとすごいんです。
私なんて、目の前でスリをしている人と会話しているのに気づかなかったんですから。
スマートフォン
旅の重要な情報源であるスマホは、欠かせません。
私は海外旅行の時はいつも持ち歩くのですが、今回の旅行でも観光名所や美味しいお店を探す時に、とても役立ちました。
そして、スマホを持って行くならば、ぜひ使って頂きたいのが、世界時計というアプリです。
このアプリを使うと、イタリア到着後すぐに現地の時間に変更できるのはもちろんのこと、知りたい国の時刻を全て同時に確認できます。
スマホを海外旅行に持って行く時の注意点としては、誤って国際データローミングを使い、高額請求になってしまわないよう、旅行期間中は機内モードはオフにしておいて下さい。
WiFiレンタル
イタリアのホテルは、ほとんどの所で無料でWiFiが利用できます。
私はスマホがあると、ついつい余計なものまで調べてしまうので、ホテルのWiFiだけで十分だと考え、WiFiはレンタルしませんでした。
が、ことイタリアに関しては、WiFiはレンタルすることをおすすめします。
というのも、道に迷った時に、イタリア人に聞いても、適当なことを言われることが多いからです。
ほんと、夜のベネツィアで迷った時は、途方にくれました^^;
そんな時に、スマホが使えたら一発で調べられますからね。
私がベネツィアの迷路から脱出できたのも、最後に聞いたイタリア人がスマホで道を教えてくれたからでした。
何人もの人に聞いて適当に答えられましたが、このお兄さんには心から感謝しています^^
スマホ充電器
スマホを持って行く場合は、充電器も忘れないようにしましょう。
変換プラグ(C型)
イタリアのコンセントは、丸穴2つの「Cタイプ」のものと、丸穴3つの「Lタイプ」の2種類があります。
実際に旅行してみて、どちらのコンセントの形状にも出会いましたが、LタイプのコンセントにCタイプも挿すことができたので、Cタイプのものだけ用意してればOKです。
こちらのCタイプは、イギリス以外のほぼ全てのヨーロッパ圏内で使われているタイプです。
私は今回、スイス5日間、イタリア5日間の旅行だったのですが、どちらの国もこのCタイプのプラグで大丈夫でした。
衣類
服装は、Tシャツやブラウスにパンツスタイルを合わせたカジュアルな格好でOKです。
女性の場合、リゾート地へ行く時は、ワンピースもおすすめです。
ベネツィアでは、カラフルでお洒落なワンピースを着ている女性がたくさんいて、思わず見とれてしまうほどでした。
ただし、寺院や教会では、肩が露出しているタンクトップや、へそ出しルック、足が露出している短パンやミニスカートは厳禁です。
ノースリーブもNGなので、薄手のカーディガンなど、何か一枚羽織る物を持って行くと便利かと思います。
そんな中、私はカジュアルすぎる格好をして、イタリア人に冷たい態度を取られてしまうハメに。
というのも、今回の旅の一番の目的がハイキングだった為(ドロミーティを中心に旅してました)、タンクトップにジャージという格好のまま、ヴェネツィア入りしてしまったんです。
そして、高級なカフェに入ったところ、店員さんに上から下までジロジロと見られ、鼻で笑うような態度をとられました。
イタリアに留学をしてた頃、そんな扱いを受けたことがなかったので驚きましたが、そんな高級なカフェにジャージで現れた私も悪かったのかもしれません。
その後ホテルに行き、着替えたところ、そんな扱いは受けなかったので、やはり身なりは大切なんだなと痛感しました。
高級な服装は、それはそれでスリに狙われてしまうのでNGですが、最低限の身なりは整えた方が良いかと思います。
こちらはあくまで夏の服装の情報ですので、冬の服装を知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
靴
イタリアは石畳が多いため、歩きやすい靴がベストです。
きれいめのスニーカーや、ぺたんこパンプスなど、ヒールのない靴がおすすめです。
サンダルもOKですが、ビーチサンダルやベルトのないタイプのものは、教会や寺院に入れてもらえないケースがありますので、避けた方が良いかと思います。
下着、靴下
下着と靴下は、できれば滞在日数分を用意しましょう。
日焼け止め
イタリアの日差しは強いです。焼けたくない方は、必ず日焼け止めは持って行きましょう。
洗面用具
イタリアのホテルは、石鹸、シャンプー、リンスは用意しているところもありましたが、歯ブラシ、歯磨き、カミソリを用意しているところはなかったです。
日本のホテルでは必ず用意しているので、あると思い込んでしまいそうですが、おいてない所がほとんどですので、日本で用意しておきましょう。
コンタクトレンズ・ケース・洗浄液
コンタクトレンズを利用している方は、ケースと洗浄液を忘れずに。
私は、コンタクトレンズケースはよく失くすので、二つ持って行くようにしています。
眼鏡
コンタクトを使っている方は、眼鏡を持って行くのを忘れがち。(私のそのうちの一人です;)
眼鏡は、飛行機の機内や目を痛めてコンタクトが使用できない時に必要なので、忘れないようにしましょう。
常備薬
普段飲んでいる薬も、必ず持って行きましょう。
私の場合風邪をひきやすいので、風邪薬を持っていきました。
常備薬以外でも、酔い止め、胃薬、頭痛薬など、必要に可能性がある薬は持って行った方が良いかと思います。
イタリアの薬局でも購入できますが、イタリア語や英語で病状を説明するのは大変ですし、ヨーロッパの薬は日本人に強すぎることもあります。
折りたたみ傘
日本の折りたたみ傘は、海外のものと比べて、軽量でコンパクトな物が多いです。
荷物に入れても、そんなにかさばらないので、一つ持っていくと役立ちますよ。
帽子
イタリアは日差しが強いので、焼けたくない方は帽子は必須です。
サングラス
帽子では防ぐことができない、日差しの照り返しなどを避けたい人は、サングラスも持って行きましょう。
必需品ではないが、あれば便利なもの
国際免許証
現地でレンタカーを利用したい人は、国際免許証だけでなく、日本の免許証、クレジットカード、パスポートが必要です。
マイレージカード
フライトのマイレージを集めている方は、マイレージカードを忘れずにお持ちください。
鉄道の電子チケット
イタリアの鉄道を利用する場合、長距離であるなら、チケットは予約して行くのがおすすめ。
早割もあるし、窓口に並ばなくても良いので、非常に便利です。
これらのチケットは、もしイタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、中国語のいずれかができるのであれば、Trenitalia(トレニタリア)から直接購入できます。
もし、日本語で予約したい場合は、予約手数料はかかりますが、レイルヨーロッパからも購入できます。
オンラインで購入した場合、電子チケットが発行されるので、これを印刷しておけばOKです。
ちなみに、電子チケットが発行されず、現地の駅に設置している自動券売機で予約番号を入力してチケットを印刷するタイプのものもあります。
バンドエイド キズパワーパッド
今回の旅行で私が持って行くのを忘れて、後悔したのがバンドエイドです。
バンドエイドといっても、普通のバンドエイドではなく、ジョンソン&ジョンソンのキズパワーパッドというもの。
こちらの商品、かさぶたを作らず傷を早く治してくれ、痛みも和らげてくれるという超優れものなんです。
私は旅行中に顔を怪我してしまったのですが、このバンドエイドがなかったために、かさぶたができて、傷が目立ってしまいました。
こんな怪我するなんて思いもしなかったですが、旅行先では予想外な怪我が起こるもの。
万が一に備えて、バンドエイドは持って行った方がいいですよ。
地球の歩き方
個人で旅行に行く場合、地球の歩き方は必須です。
地球の歩き方のイタリア版は、「イタリア」「フィレンツェとトスカーナ」「ミラノ ヴェネツィアと湖水地方」「南イタリアとシチリア」の四種類があります。
目的に合った本を一冊持っていると、便利ですよ。
使い捨てスリッパ
飛行機の機内や、ホテルなどで、使い捨てスリッパがあれば便利です。
デジタルカメラ・ビデオカメラ
スマホにカメラ機能がありますが、スマホを持っていかない方や、画質にこだわる方は、デジタルカメラが必要かと思います。
首枕
首枕がないと眠りにくい、という方は持っていきましょう。
アイマスク・耳栓
アイマスクと耳栓がないと眠りにくい方は持っていきましょう。
ちなみに、エミレーツ航空は機内で配っているポーチに、アイマスクと耳栓が入っていました。
ウェットティッシュ
手づかみで食べる料理が出てきた時に、重宝しました。
海外旅行必需品(女性用)
生理用品
1週間分の生理用品と、サニタリーショーツも忘れないようにしましょう。
あと、現地で洗う為に、専用の洗剤も用意しておくと便利です。
化粧品
ファンデーション、化粧下地、化粧水、乳液、クレンジング、マスカラ、アイシャドウ、アイブロウなど。
まとめ
イタリアは留学経験もあるので、旅慣れているつもりでしたが、久しぶりに行ってみると、新しい発見がありました。
特に、服装に関しては、イタリア人はファッションにこだわる国民性であることを知っていたのに、ついつい油断をして場違いな格好をしてしまいました。
もし、時間があるのであれば、現地で洋服を買うのもおすすめです。
イタリアの洋服は安価で質が良く、とっても可愛いんです。
イタリア旅行に行く際に、ぜひ参考にしてみて下さいね。