「留学に行きたいけれど、どこの国が良いのかわからない」
「◯◯に行きたいけど、実際の留学生活はどんな感じなんだろう?」
これから留学を考えているあなたは、こんな風に思っていませんか?
私は、これまでに六カ国留学した経験があり、英語圏だとニュージーランド、カナダ、イギリスに語学留学をしました。
また大学で学生の留学相談も担当していたので、留学の知識が増えただけでなく、帰国した学生から留学先の情報を色々教えてもらうことができました。
そのおかげで、留学先の良い所や、悪い所など、たくさんの知識を得ることができました。
そんな私が、これから英語留学を考えている方におすすめの国七つをご紹介したいと思います。
おすすめ英語留学先七カ国
それでは、おすすめの英語留学先七カ国について、ひとまず全てご紹介しますね。
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- マレーシア
- アメリカ
- フィリピン
と、何はさておき七カ国を並べてみました。
あなたが行きたいと思っている留学先は含まれていましたか?
それぞれの国の、
・英語面
・現地で体験できることの充実度
・金銭面
の3つのポイントについて、それぞれ見ていきたいと思います。
1.イギリス
英語面
イギリスの魅力は何といってもイギリス英語の美しさ。
冒頭でもお伝えしましたが、私は英語圏では、ニュージーランド、カナダ、イギリスの三カ国に留学しましたが、その中でもイギリスの英語が一番綺麗だと思います。
ロンドンの下町に行くと、「コックニー」という訛りのある英語を話す人もいますが、ほとんどのイギリス人はとても綺麗な英語を話します。
ですので、「綺麗な英語を学びたい」というのが留学の目的である方には、イギリスが一番おすすめです。
現地で体験できることの充実度
ロンドンに行けば、大都会の生活を楽しめ、田舎町に行けば素朴な風景や人の優しさに触れられるというのもイギリスの魅力です。
私はケンブリッジとロンドンの語学学校に通いましたが、学校の雰囲気も値段も全然違いました。
ケンブリッジは語学学校が少ないので、授業料は高めでした。ロンドンは語学学校の数が多いので、授業料も安い学校から、高い学校まで幅広くありました。
静かな街でゆっくり英語を勉強したい、という方には断然ケンブリッジがおすすめです。
語学学校でも友達がすぐできましたし、授業が終わった後は、クラスメートとエクスカーションに出かけたりして本当に楽しかったです。
一方、ロンドンの良い所は、やはり大都会なので観光地がたくさんあり、飽きないところです。
語学学校もたくさんあり、有名なストリートを数十メートル歩けば、別の語学学校に当たるほどです。
映画の監督や写真家を目指している日本人や、海外留学を経て働いている日本人にもたくさん会いました。
英語を使ってさらにスキルアップという方にも、ロンドンは魅力的な街だと思います。
金銭面
イギリスの語学留学費用は、とても高いです。
私が働いていた大学のイギリス語学研修プログラムは、3週間で約46万円。
他の大学では、3週間で約66万円のプログラムもあり、さすがにその金額には驚きました。
それに、イギリスは地下鉄料金や外食費も高いので、費用はかなりかかると思った方が良いかと思います。
2.カナダ
英語面
カナダも、訛りがなく綺麗な英語を話す人が多いです。
単語を一つ一つクリアに発音してくれるので、とても聞き取りやすいです。
ですので、初めて留学に行く人には、カナダはとてもおすすめの国です。
現地で体験できることの充実度
バンクーバーや、トロントといった大都市では、語学学校もたくさんありますし、アルバイトも比較的簡単に見つけられます。
カナダの良い所はとにかく「人が親切なところ」です。
私が語学留学をしていた、プリンスエドワード島は、六カ国留学した中でも、一番人が親切でフレンドリーでした。
とにかくカナダへ行った人から、カナダの悪口を聞いたことはないですね。
私は大学での留学相談の基本姿勢は「その子が行きたい国をおすすめする」でした。
ですが、「初めての海外で特に行きたい国はない」という学生には、カナダをおすすめしています。
一つデメリットを上げるとすれば、「冬は寒い」くらいでしょうか。
冬は大雪が積もって、バスが動かなくなることもあるそうですので、その点は注意が必要です。
金銭面
カナダ留学、イギリスやアメリカ、オーストラリアと比べると安く費用が抑えられます。
とある大学のカナダの語学研修のプログラムの費用は、3週間で約40万円。
イギリスが約46万円、アメリカが約60万円だと考えると、安いですよね。
物価も日本と変わらないか、少し高いくらい。
節約すれば、十分生活できるレベルだと思います。
3.オーストラリア
英語面
オーストラリアの英語は、イギリスやカナダと比べると訛りが強いと言えます。
私は、年配のオーストラリア人と話した時に、何を言っているかさっぱり分からなかった経験があります。
その為、友達のオーストラリア人に通訳をしてもらうハメに。(同じオーストラリア人なのに・・・)
ただ若者は比較的訛りのない英語を話すので、そこまできにする必要はないかと思います。
現地で体験できることの充実度
私は大学で取り扱っていた交換留学先が、オーストラリアのシドニーにある大学であった為、学生からよく話を聞くのですが、治安も良く、人も親切なので、かなり住みやすい国だそうです。
シドニーは、大都会の高層ビルが立ち並んでいるのに、中心地から少し伸ばすだけで、大自然が堪能できるのだとか。
動物園では、コアラやカンガルー、ワラビーなどの動物にも会えますし、季節によってはホェールウォッチングもできるので、動物好きの方にもおすすめです。
金銭面
オーストラリアの語学研修費用も少し高めです。
私の大学で取り扱っていた語学研修プログラムは、5週間で約50万円でしたので、イギリスやアメリカの語学研修よりは安かったです。
ただ、こちらは提携大学だったので少し安めの設定でしたが、通常は3週間で約45万円ほど。
こちらの記事に書いていますが、1ヶ月の1人部屋の家賃は13万円もするので、物価は高いです。
費用を抑えたいのであれば、ホームステイやルームシェアをするのもおすすめです。
4.ニュージーランド
英語面
ニュージーランドの英語は、基本的にイギリス英語がベースとなっています。
けれどイギリス英語ともまた違う、独特の訛りもあるんですよね。
有名なのは、Today(トゥデイ)をトゥダイと発音することです。
全く分からないことはないと思いますが、初心者にはちょっと分かりにくいかもしれませんね。
現地で体験できることの充実度
ニュージーランドは私が初めて短期留学をした国で、私は南島にあるクライストチャーチという所に行きました。
クライストチャーチは、ゴシック調の建物が多く、英国文化の影響を受けている為、「イギリス以外で最もイギリスらしい街」と呼ばれています。
私が留学した頃は、街の中心地に大聖堂があったのですが、今はなくなってるようですね。
ニュージーランドの魅力は、市内はゴシック調で綺麗な建物が多く洗練されていますが、少し遠出をすると、自然が豊かなところです。
私は平日は語学学校で勉強をして、週末はイルカと一緒に泳ぐツアーや、テカポ湖観光など、色々なアクティビティーに参加していました。
たった1ヶ月間ですが、本当に楽しかったです。
都会の中に自然があるという点で、オーストラリアと似ていると思います。
金銭面
私の大学ではニュージーランドの短期留学は取り扱っていなかったのですが、他の大学のプログラムを見ると、4週間で約50万円でした。
金額はちょっと高めですね。
ニュージーランドもオーストラリアと同様、物価と家賃が高いです。
こちらも、一人暮らしよりも、ホームステイやルームシェアをするのがおすすめです。
5.マレーシア
英語面
「マレーシアって英語通じるの?」
と思われた方。
マレーシアは、“英語を母国語としない国の英語能力ランキング”のアジア圏で1位を取得するほど、英語力が高いんです。
ただ、マレーシア人が話す英語の特徴の1つに、「語尾にLah(ラー)をつける」というものがあります。
例えば、OKだったら、「Ok,lah(オッケーラー)」のように。
もちろん、学校の先生は正しい英語を教えてくれるので、ご安心下さい。
私の働いていた大学では、マレーシアの短期英語プログラムを実施していたのですが、学生からもマレーシア人の英語力は高いと評判でした。
現地で体験できることの充実度
語学研修プログラムに参加した学生によると、マレーシア人もとても親切で優しい人が多いのだそうです。
英語だけでなく、マレー語を学べたり、宗教の違いも感じられるので、異文化を経験したい人にはぴったりだとか。
ただ、参加した学生からは寮が汚いとのクレームがありました。
トイレの紙はなく、ホースで流すタイプのものだったり、虫が出たりするそうですので、綺麗好きの人には耐えられないかもしれません。
金銭面
マレーシア留学の最大のメリットは、料金が安いことでしょう。
イギリス留学が3週間約46万円なのに対し、マレーシアは約26万円。
20万円も差額が出ることになります。
現地での物価も安いですし、費用を抑えたい人には、マレーシアはおすすめの留学先です。
マレーシア留学だけでなく、アジアの英語留学について詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!
6.アメリカ
英語面
アメリカ英語の特徴は、リンキング(フランス語だとリエゾン)といって、単語と単語がつながっていることが多いのが特徴です。
want toをwannaと言ったり、going toをgonnaというのも、アメリカ英語独特ですね。
イギリスでは、wannaやgonnaといった単語は、あまり聞く機会がなかったです。
一言でアメリカと言っても広いので、すべての都市や地方には、それぞれ特有の発音や訛りがあるそうです。
現地で体験できることの充実度
学生に根強い人気の留学先がアメリカでした。
留学相談でも、アメリカに留学したいという声が一番多かったのではないかと思います。
先ほどもお伝えしましたが、アメリカは広いので、行く場所によって、気候、文化、環境が全く違います。
私が語学プログラムを担当していたのは、カリフォルニアだったのですが、ディズニーランド観光やメジャーリーグ観戦ができることも人気の理由の一つでした。
またアメリカの留学は、語学学校だけでなく、大学付属の英語学校が多いのが特徴です。
語学学校だと、英語を勉強している学生と知り合う機会はあっても、学校でネイティブと知り合う機会はあまり期待できません。
その点、大学付属の英語学校だと、課外授業の1つに現地の学生と会話する授業などが組み込まれているので、現地の学生と知り合えるチャンスがあります。
金銭面
アメリカ留学のデメリットは、とにかく留学費用が高いことです。
大学で取り扱っている語学研修プログラムは、3週間で約60万円もかかります。
アジア諸国に留学した場合と比べると約2倍かそれ以上の料金です。
物価も高いですので、留学費用を安く抑えたい人には、不向きと言えます。
7.フィリピン
英語面
一般的に、フィリピン人の英語はアメリカベースとなっています。
けれど、母国語はタガログ語なので、やはり英語が訛っている人は多いです。
もちろん、語学学校の先生は、訛りもなく綺麗な英語を教えてくれます。
現地で体験できることの充実度
実際にフィリピンの短期留学に参加した人の話を聞いたところ、朝から晩までマンツーマンの英語の授業なので、観光に行く時間もないそうです。
楽しみといえば、寮で出してもらえる食事くらいだったとか。
ですので、とにかく短期間で英語力を伸ばしたい、という人にフィリピン留学はぴったりです。
逆に英語だけでなく、観光も楽しみたいという人にはフィリピン留学は不向きと言えます。
金銭面
フィリピンでの英語留学の1番の魅力は、「マンツーマンレッスンが格安で受けられること」です。
朝から晩まで、マンツーマンの授業が受けられて、3週間で約20万円。
イギリスやアメリカとは比べものにならないくらい安いです。
ですので、フィリピン留学は費用を抑えて留学したい人には、向いているといえます。
英語留学おすすめの国まとめ
1.イギリス···イギリス英語が学べる。ロンドンに行けば大都会で観光地も沢山ある。
2.カナダ···人が親切、フレンドリー。
3.オーストラリア···自然と都会がミックスされていて、住みやすい。
4.ニュージーランド···オーストラリアと同じように、自然と都会がミックスされている。
5.マレーシア・・・費用を抑えて、比較的綺麗な英語を勉強したい人におすすめ。
6.アメリカ···ディズニーランドやメジャーリーグなど、観光名所が多い。
7.フィリピン・・・とにかく短期間で英語力を伸ばしたい、という人にフィリピン留学はぴったり。
私は基本的に、自分が行きたい国に行くのが1番と思っています。
ですので、どんな小さな理由でも良いので、少しでも心が惹かれる国に行って欲しいと思います。
それでも「どこの国が良いか分からない。」という場合は、私がおすすめする国をぜひ参考にしてみて下さい。
留学前は、「治安は大丈夫だろうか」「ホストファミリーとはうまくやっていけるだろうか」など色々不安はあると思います。
でも一度行ってみたら、人生観が変わるくらい、素晴らしい経験になると思いますよ!
無料のカウンセリングもしているそうなので、興味がある方はぜひカウンセリングを受けてみて下さい。
スマ留の詳しい情報は、コチラへどうぞ→スマ留の公式ページ