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「オーストラリアに語学留学したいけど、どこの語学学校が良いか分からない」
と悩まれている方も多いのではないでしょうか?
かくいう私も、学生の頃に初めて語学留学をした頃は、大学付属の語学学校があることや、大学では交換留学制度があることすら知りませんでした。
ですが、大学の国際交流課で働いた経験のおかげで、様々な語学学校や留学制度があることを知りました。
特にオーストラリアは留学先として学生の間で人気だったので、私自身もどんどんオーストラリア留学について知識を深めることができました。
今回は、元大学職員で様々な学生の留学に関わってきた私がおすすめする、オーストラリアの語学学校についてお伝えしたいと思います。
オーストラリアの語学学校のおすすめはココ!元大学職員がご紹介
早速、私が大学の語学留学プログラムで紹介をしていた語学学校名をお伝えしましょう!
語学学校の名前は、モナシュ大学(Monash University)という、オーストラリアのメルボルン近郊にある大学付属の語学学校です。
以前、モナシュ大学の担当者が語学研修説明会に参加してくれたのですが、その時にモナシュ大学はオーストラリアに8つある名門大学のうちの1つと教えてくれました。
以前ご紹介した、アメリカのカリフォルニア大学アーバイン校は、初心者から対応していますが、モナシュ大学はどちらかというと、中級者から上級者向きです。
対してモナシュ大学は、TOEICでいうと、500点は持っていてほしいというところでしょうか。
全くの初心者でも参加はできるのですが、モナシュ大学の担当者曰く、あまりに英語力がないと、授業内容も上級のクラスほど面白くないとのことでした。
ですので、私が働いていた大学では、募集要件としてTOEIC500点以上の基準を設けていました。
もちろんやる気のある学生は、基準を下回っていても参加できますが、実際に参加した学生は全員TOEIC500点を超えていました。
気になる費用は、為替レートや燃油サーチャージ料等で毎年変わりますが、5週間の短期語学研修プログラムで約50万円です。
モナシュ大学の語学研修プログラムは、大学の語学研修プログラムで取り扱っていますが、一般の方でも申し込むことができます。
それでは、モナシュ大学の担当者からのお話と、プログラムに参加した学生さんの声を照らし合わせて、私がこの語学学校をおすすめする理由をお伝えしたいと思います。
モナシュ大学のココがおすすめ!
私がモナシュ大学の語学研修をおすすめする主な理由は下記5点です
1.スピーキング力が伸ばせる
モナシュ大学の授業ではスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングを総合的に学ぶことができます。
その中でも英文作成、プレゼンテーション、ディスカッションのスキルが身につく「Academic English」を学べることが特徴です。
プレゼンテーションは作成方法も丁寧に教えてくれるようで、帰国した学生のプレゼン発表を聞いた時、あまりのクォリティーの高さに驚きました。
ディスカッションについても、学生同士で話をさせるだけでなく、担任の先生は学生のディスカッションに参加して積極的に質問し、学生が英語で会話する機会を作るようにしていたそうです。
少し話は逸れますが、私がイギリスで通っていた語学学校では、学生同士がディスカッションしている時、先生はただ見ているだけの所がありました。
「話せない者同士ディスカッションしても、いつまでも伸びないんじゃないか?」
と思い、結局その学校は辞めてしまいました。
その経験からも、先生が積極的にディスカッションに参加してくれるというのは、ポイントが高いですね。
また授業以外に地元の人と話す機会が毎週設定されていたり、積極的に会話をしてくれるホストファミリーを取り入れたりと、学生のスピーキング力が上がるよう工夫をされています。
2.日本人スタッフがいる
先ほど少しお話ししましたが、モナシュ大学には日本人スタッフが数名います。
私が働いていた大学の説明会に参加して下さった担当者の方も日本人でした。
何かトラブルが発生した時に、日本人スタッフがいるというのは非常に安心です。
ただし、大勢の学生に対し、数人のスタッフでお世話をしているので、手取り足とり面倒をみてくれる感じではないそうです。
ですので、自分から積極的に声をかけていく学生の方が向いているとお話しされていました。
3.アクティビティが充実している
モナシュ大学では、授業以外に参加できるアクティビティやオプショナルツアーがたくさんあります。
私が聞いただけでも、
- コアラが抱っこできるツアー
- 野生のペンギンに会いにいくツアー
- クルージングをしながら野生のイルカに会うツアー
とオーストラリアの自然が満喫できるアクティビティが盛りだくさん。
それが目当てで、この語学研修プログラムに参加している学生もいました。
帰国した学生から、コアラを抱っこした写真を見せてもらったことがあるのですが、意外に爪が鋭くて痛いのだとか。
でも動物が大好きだったので、色々な動物に会えて楽しかったと話してくれました。
オーストラリアの自然を満喫したい人にとっても、この語学研修プログラムはぴったりだと思います。
4.現地学生と知り合いになれる
モナシュ大学では、学生が日本語の授業にビジターとして参加し、現地の大学生と交流を図る機会が毎週設けられているそうです。
また日本語を勉強している現地の学生の授業に混じって、一緒に勉強をすることもあります。
日本語を勉強している学生は、日本に興味がある人ばかりなので、友達になりやすいのだとか。
帰国後も、お互い日本語と英語を教え合って交流をしている学生もいました。
5.ホストファミリーの質が良い
どこの語学研修でも、どうしてもホストファミリーの当たり外れはあるのですが、モナシュ大学に関しては、今までクレームを1度も受けたことがありません。
モナシュ大学の担当者も、説明会でホストファミリーは厳選しているので自信があるとお話をされていました。
外部に委託せず、クレームがあったホストファミリーは外すなどして、担当者がかなり厳選しているとのことです。
ホストファミリーとの会話でも英語力を伸ばせるように、と徹底されているようですね。
ですので、ホストファミリーとの交流を重視している方には、モナシュ大学の語学研修プログラムはおすすめです。
これだけ充実したプログラムですが、ここだけはちょっと改善して欲しい所を2点お伝えしたいと思います。
これはちょっと改善してほしいと思った点
1.授業は午前、午後のどちらが良いか選べない
最初のプレースメントテストでクラス分けされるのですが、午前の授業になるか、午後の授業になるのか、学生が決めることはできません。
全く気にしない方もいますが、
「午後は遊びに行きたいから午前中の授業が良い」
という方もいると思います。(ちなみに私もそうです。)
担当者にもこの点は何度も相談してみましたが、今の所改善する予定はないそうです。
ですので、どうしても午前中の授業に参加したい方には、おすすめしません。
2.中国人学生・日本人学生が多い
参加学生に聞いたところ、クラスメートのほとんどは中国人だったそうです。
ですので、休み時間などは中国語が飛び交っていたのだとか。
また日本人ばかりのクラスの所もあると聞きました。
やはり、中国人は中国人、日本人は日本人同士で固まってしまうのは仕方ありません。
私の印象では、ヨーロッパや南米からの学生が多い所の方が、クラスメート同士英語で話す確率が高かったと思います。
英語が唯一の共通言語ですからね。
ですので、クラスメートは色々な国籍が混じっている人が良い人にとっても、モナシュ大学は向いていないかもしれません。
最後に注意点として、プログラムに参加する場合は、スマートフォン・ラップトップ・タブレット端末は必須です。
ご自身のメールアカウントを作成し、そこへ連絡をしたり、授業で使うからだそうです。
もし持っていない場合は、現地で借りれるかどうかは分かりかねますので、一度モナシュ大学の方へ問い合わせてみて下さいね。
まとめ
それではオーストラリアのおすすめの語学学校についてまとめておきましょう。
私がおすすめする語学学校は、メルボルン近郊にあるモナシュ大学という大学付属の語学学校です。
おすすめする主な理由は、
- スピーキングを重視している・・・英文作成、プレゼンテーション、ディスカッションのスキルが学べる。また地元の人と話す機会が毎週設定されていたりと、学生が積極的に会話できるよう工夫をしている。
- 日本人スタッフがいる・・・何かトラブルが発生した時に、日本人スタッフがいるというのは非常に安心です。
- アクティビティが充実している・・・オーストラリアの自然が満喫できるアクティビティが盛りだくさん。
- 現地学生と知り合いになれる・・・現地の学生と交流できる機会が毎週設けられています。
- ホストファミリーの質が良い・・・ホストファミリーに当たり外れがない。ホストファミリーとの交流を重視している方におすすめ。
といったものでした。
これからオーストラリアに語学留学を考えていられる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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