「おしゃれ」を英語でいう時に、真っ先に思いつくのは、“stylish”や“fashionable”といった単語ではないでしょうか?

もちろん、これらの単語も使うのですが、英語で「おしゃれ」を表現するには、それ以外にも色々な単語があるんです。

一言で「おしゃれ」と言っても、単語によって、かっこいいおしゃれだったり、上品なおしゃれだったりとちょっとした違いがあります。

そのちょっとした違いをマスターして、「おしゃれ」の表現の幅を増やしてみませんか?

今回は、9つのおしゃれの英語の表現をご紹介したいと思います。




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おしゃれを意味する9つの英単語

それでは、私が「おしゃれ」と聞いて真っ先に思いついた「fashionable」から紹介しましょう。

1.fashionable

fashionable は、「流行りの」「上品な」「おしゃれな」という意味です。

「おしゃれ」という意味の単語の中でも、「最新の流行」という意味が強い言葉です。

次に紹介するstylishが、「自分のスタイルを確立したおしゃれ」を表すのに対し、fashionableは自分の好みに関係なく、とにかく最新のファッションを身につけていることを表します。

ですので、その人に似合うか似合わないかに関わらず、その時代の流行りのものを身につけていれば、fashionableです。

個人的には、自分のスタイルを確立せず、ただ流行を追った「fashionableなおしゃれ」よりも、自分のスタイルを確立している「stylishなおしゃれ」の方が好きですね。

fashionableは、洋服に限らず、流行を追っているものに対しては何にでも使える単語です。

It’s fashionable to wear jeans at the moment.
今は、ジーンズを着るのが流行っています。

I had a lunch in a fashionable restaurant.
おしゃれなレストランでランチを食べた。

She lives in a fashionable part of Tokyo.
彼女は、東京のおしゃれな地域に住んでいます

2.stylish

stylishは、「かっこいい」「上品な」「おしゃれな」という意味です。

stylishに「上品」の意味があるのは、意外な感じがしますが、elegant(優雅、上品)の意味も含まれていると辞書にも記載されています。Oxford dictionary

そして、先ほども少しお話しましたが、stylishは「自分のスタイルを確立したおしゃれ」で、流行に左右されません。

また、fashionableは体型も関係ありませんが、stylishは体型も維持し、かっこよく洋服を着こなしているイメージです。

私が、fashionableよりも、stylishの方が好きな理由は、流行りに左右されず、自分の好きなおしゃれを楽しんでいると思えるから。

もちろん、これは好みですので、どちらが良いというわけではないのですが、同じ「おしゃれ」という意味だと思っていたfashionableとstylishにもこんな違いがあるんですよ。

She’s a stylish dresser.
彼女は、おしゃれに着こなします。

She is wearing a very stylish suit.
彼女はとてもかっこいいコートを着ている。
 
My friend opened a stylish boutique in London.
私の友達は、ロンドンにおしゃれなお店を開いた。

3.sophisticated

sophisticatedは、「洗練された」「垢ぬけた」「教養のある」といった意味を持っています。

「都会的なおしゃれな人」という感じで、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーのようなイメージです。

海外ドラマや映画などでも、男性が女性を褒める時に、「You’re sophisticated」と言っているのをよく見ます。

もちろん、男性を褒める時にも使える表現です。

sophisticatedは、言われたら、必ず喜んでもらえる褒め言葉の1つだと思います。

You’re sophisticated.
おしゃれですね。

The sophisticated fashions are not the only things that seemed adult.
洗練されたファッションというのは、大人っぽいものだけではありません。

4.fancy

fancyは、「高級でおしゃれな」「派手すぎる」「欲しい」という意味です。

高級感あふれるおしゃれを表現したい時にぴったりの単語がfancyです。

キラキラとした高級で豪華な物に対して、fancyを使います。

ただし、そうした意味はアメリカ英語の話であって、イギリス英語は、意味が違ってくるので要注意。

例えば、アメリカではfancy dressは高級でおしゃれなドレスという意味ですが、イギリスでfancy dress は、コスプレという意味です。

アメリカとイギリスで、ずいぶん意味が変わってくるので、状況に応じて使い分けてみて下さいね。

We stayed in this really fancy hotel last night.
昨晩とてもおしゃれなホテルに泊まった。

I’ve got a fancy pair of shoes.
おしゃれな靴を買った。

I cannot wear this dress.It’s too fancy for me.
このドレスは、派手すぎて着れない。

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5.classy

classyは、「高級感のある」「一流の」「かっこいい」「上品な」という意味です。

「一流の」「高級感のある」という意味あいが強く、見た目だけでなく、一流のマナー、振る舞いができる人のことも表します。

ココシャネルの名言の1つに、

A girl should be 2 things: classy and fabulous.
女性とはこの二つであるべき。洗練と素晴らしさ。

という言葉がありますが、まさにココシャネルのような、「品のあるおしゃれ」を表すのにぴったりの単語が、classicです。

自分のスタイルを確立しているという点では、stylishの意味も含みますよ。

The cafe’s interior looks very classy.
そのカフェのインテリアはとてもおしゃれだ。

It looks very classy on you.
あなたが着ると、とてもおしゃれですね。

My mother is a very classy lady.
私の母はとてもおしゃれだ。

6.chic

chicの語源はフランス語で、「落ち着いた上品さ」「粋な」「かっこいい」という意味で、英語でも同じ意味で使います。

日本語でシックと言えば、「落ち着いた上品さ」というイメージがありますが、それ以外にも、「粋な、かっこいい」という意味もあるんです。

上品さを表す単語と言えば、前にご紹介したclassyもそうですが、classyは、高級感あふれる上品さを表すのに対して、chicの方は、落ち着いた上品さを表します。

基本的に、日本語のシックの意味のイメージで使ってもらえばOKですが、プラス「粋な」という意味も含まれると覚えておくと、より良いと思います。

You looked chic in navy.
濃紺を着ると、上品に見えるね。

This chic red heels went perfectly with my stylish dress.
この上品な赤いハイヒールは、私のおしゃれなドレスにぴったりだった。

I enjoyed the beautiful scenery and chic atmosphere of the temple in Kyoto.
私は、京都のお寺の美しい光景と、落ち着いた雰囲気を楽しんだ。

7.dress up

dress upは、「着飾る」「ドレスアップする」「洗練された」という意味です。

dress upは、日本語でも「ドレスアップをする」と言いますよね。

日本語では、「ドレスアップ」というと、結婚式やパーティー、デートなどの場面で、いつもよりおしゃれをするイメージですが、英語も同じです。

さらに英語の場合は、コスプレをする時にもdress upを使います。

Let’s dress up to go to the party!
パーティーに行くために、おしゃれをしましょう!

She dress up like a witch for Halloween.
彼女は、ハロウィンで魔女のコスプレをする。

I like dressing up.
おしゃれをするのが好きです。

8.sharp

sharp「かっこいい」「おしゃれな」「ビシッと決まってる」という意味です。

この9つのおしゃれを意味する単語の中でも、「かっこいい」の意味あいが1番強い単語です。

sharpは、スタイル良く服を着こなしている人や、服装が決まっている時に使います。

You look very sharp.
(かっこよく)決まってるね。

You’d better look sharp if you want to be pass the interview.
面接に受かりたければ、かっこよく決めていった方がいいよ。

You are a sharp dresser.
あなたはおしゃれな人だね。

9.trendy

trendyは、「流行りの」「粋な」「時代の最先端をいく」という意味です。

「おしゃれ」という意味の単語の中でも、「流行を追った最新の」という意味が強い言葉です。

「流行を追った最新のファッション」の意味の単語って、他にもありましたよね?

そうです、1番最初に紹介をしたfashionableも「流行を追った最新のファッション」という意味です。

それでは、trendyとfashionableの違いは何でしょうか?

trendyは「今だけ」いわゆる短期間の流行りのものに対して使うのに対し、fashionableは「ワンシーズン」など、trendyよりも長期間の流行のものに対して使います。

ですので、trendyはこの9つの単語の中で、おしゃれという意味よりも、「最新の流行」という意味が最も強い単語です。

she is always wearing trendy clothes.
彼女はいつも最新のファッションを着ている。

He has a trendy haircut,
彼の髪型はおしゃれだね。

I ‘m reading this trendy magazine to be fashionable.
私はおしゃれになるために、流行りの雑誌を読んでいる。

とここまで、9つのおしゃれの英単語の微妙な意味の違いをご説明しました。

が、実際にシーン別に使い分ける時に、どれを使ったらいいか迷うこともありますよね。

それぞれの単語のニュアンスが違うので一概には言えませんが、代表的ないくつかの「おしゃれ」と言いたいシーン別に、どの単語を使えばぴったりなのかご紹介したいと思います。

シーン別おしゃれの使い方

おしゃれですね、と服装を褒める時・・・sophisticated,classy,stylish,sharp

おしゃれな街・・・fashionable,stylish,trendy

おしゃれなお店、インテリアなど・・・stylish,fancy,classy,chic

いつもよりおしゃれする・・dress up

ゴージャスなおしゃれ・・・fancy,classy

おしゃれの英語表現まとめ

  1. fashionable・・・似合うか似合わないかに関わらず、その時代の流行りのもの
  2. stylish・・・自分のスタイルを確立したおしゃれ」で、流行に左右されない
  3. sophisticated・・・洗練された都会的なおしゃれな
  4. fancy・・・高級感あふれるおしゃれを表す
  5. classy・・・高級感があるだけでなく、一流のマナー・ふるまいができる人のことも表す
  6. chic・・・「落ち着いた上品さ」の他に、「粋な」という意味も含む
  7. dress up・・・結婚式やパーティーなど、いつもよりおしゃれをする場面で使う
  8. sharp・・・9つのおしゃれを意味する単語の中でも「かっこいい」の意味あいが1番強い
  9. trendy・・・おしゃれを意味する単語の中でも「流行を追った最新の」という意味が強い

同じおしゃれという意味でも、単語によって、これだけ意味が変わってきます。

状況に応じて、使い分けてみて下さいね。

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